2016年4月1日より「障害者差別解消法」が施行され、世の中にはどのような合理的配慮(ごうりてきはいりょ)が飛び交っているのか?障がいを抱える人々はどのような合理的配慮と出会っているのか?そんな日常に潜む合理的配慮【GO!HI!(ゴーハイ!)】を紹介する当コーナーでは、当事者の日常で起こる「合理的いいね!」や「合理的じゃないね!」をお伝えしていきます。
※当コンテンツは、鹿児島を代表するローカル紙「南日本新聞」様にて2017年10月より掲載開始し、2018年9月3日(月)に掲載された紙面オリジナルコンテンツの【GO!HI!ゴーハイ的合理的配慮な日常-】をバックナンバーとしてお届けしています。
多目的トイレ
Illustration by|えりこ
車いすユーザーを含む友人たちと話をしていたとき、どんなトイレが使いやすいか話題になりました。
わたしは便器の正面に車いすを置いていざって移乗するため、便器が横向きに設置されたトイレは使いづらいです。さらに横にある手すりが固定されていたり、便器のすぐ手前に洗面台があったりすると、車いすが近づけられないので介助者がいないと利用できません。
しかし、つかまり立ちができる車いすユーザーの友人は手すりや洗面台を支えにできるので使いやすいそう!
多目的トイレひとつとっても、さまざまな視点があり使いやすさは人それぞれ。
バリアフリーの基準とは、と改めて考えた出来事でした。