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「目線」を合わせて

2016年4月1日より「障害者差別解消法」が施行され、世の中にはどのような合理的配慮(ごうりてきはいりょ)が飛び交っているのか?障がいを抱える人々はどのような合理的配慮と出会っているのか?そんな日常に潜む合理的配慮【GO!HI!(ゴーハイ!)】を紹介する当コーナーでは、当事者の日常で起こる「合理的いいね!」や「合理的じゃないね!」をお伝えしていきます。

※当コンテンツは、鹿児島を代表するローカル紙「南日本新聞」様にて2017年10月より掲載開始し、2018年8月6日(月)に掲載された紙面オリジナルコンテンツの【GO!HI!ゴーハイ的合理的配慮な日常-】をバックナンバーとしてお届けしています。

花火大会

Illustration by|*マリコ*

私たちは小さい頃、自由に行動ができなかった反動で、大人になってからやりたいことを思いっきりするようになりました。

花火大会もそのうちの一つですが、マニアかのようにお祭りの情報を仕入れては、小さい会場から大きい会場まで足を運び楽しみました。ある時お祭りで、車いす観覧席を見つけ喜び勇んで場所を確保しました。花火が上がるのを心待ちにして、いざ打ち上がると…。

花火との距離は遠い上に、木や建物が邪魔で大きい花火しか見ることができませんでした。なぜ、ここに観覧席を設けたのか。車いすの目線ではないこと。席も遠く迫力がいまいちなこと。せっかく席を設けるのなら、もう少し配慮を頂きたいと思うのです。

悔しさを食で晴らすしかありませんでした。

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