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障害者と福祉職員が 3.11 で直面した困難と再建の記録

『3.11 ソレカラ』

こんなサイトを見つけました。『3.11 ソレカラ – 障害者・福祉職員の「あの日」と「ソレカラ」- 』。障害者や福祉職員が東日本大震災で直面した困難、障害者の生活や福祉事業所の再建過程などの記憶を記録して公開してくださっています。9つの福祉事業所と6人の障害をもっている方の149のエピソードと福祉作業所に通う女性が描いた絵日記。ぜひ一度、『3.11 ソレカラ』をのぞいてみてください。

リアルな言葉1つ1つが学びに

みやぎセルプ協働受注センターが制作した『3.11 ソレカラ』。写真と言葉で綴られたエピソードは、やはり響きます。おそらく、思い出すのもつらい状況だったと思います。1つ1つのエピソードは、もちろんリアルに起こったことを伝えてくれていますし、その時その方が体験した状況も、その時感じたこともそのまま表現してくださっています。リアルな言葉1つ1つが私達の学びになると思います。

どう自分事として捉えるか

語ってくれた方々は、自分たちの体験を生かして欲しい、同じような体験をして欲しくない、災害における備えや対応を具体的に考えておいて欲しいなど、様々な思いを持ちながら話してくれたのではないかと思います。

自分や自分の大切な人が体験したこと以外は、なかなか自分事として捉えることが難しいかもしれません。でも、震災が起きてからの対応では遅すぎます。特に、災害弱者といわれる障害者や福祉事業所で過ごしている方に関しては、前準備がより必要なのではないかと思うのです。

地域とのつながりをどう作っていくか

『3.11 ソレカラ』のエピソードを読んでいて感じたことの1つは、避難所での暮らしをしなければならない場合、日頃の地域との関わり方で全然まわりの対応の仕方が違うということです

知っている方がいるだけで孤立することは避けられますし、他の方々とのつながりもできてきます。一方、知られていないと、何かトラブルがあった時には真っ先に疑われるという悲しい経験をされた方もいました。地域とのつながりは、私も含め、多くの障害者や福祉事業所の課題なのではないかと思います。

東日本大震災が起こって8年たった今も、まだまだ復興には程遠い地域があります。にもかかわらず、この出来事を忘れかけている私達がいます。

障害者と福祉職員が 3.11 で直面した困難と再建の記録、『3.11 ソレカラ – 障害者・福祉職員の「あの日」と「ソレカラ」- 』。ぜひ、このサイトをのぞいて、何か感じていただければと思います。

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