オススメする5つの小説
今回は、私が34年間感動する物語を追い求めてきた中から、5つの小説タイトルを紹介します。ここで紹介する小説は、かなり有名な作品の中から誰にでも楽しめるような本を選別しました。
東野圭吾「分身」
「東野圭吾」原作の、親や環境など全く違う姿がそっくり2人が自分の出生の真実を追う、不思議な物語です。
下宿で中学に通う「氏家鞠子」は、昔から自分に対する母の言動に違和感を感じ、学校の休みに実家へ帰った鞠子は眠りから目を覚ますと、家中があたり一面火の海となっていました。その火事で父は怪我、母を亡くします。今回の事故や母の不審な言動を怪しんだ鞠子は「私の母じゃない」と思うようになります。
大学へ進学した鞠子は、母の過去や自分の出生を追うようになります。ある時、亡くなった祖母の遺品から母が昔、東京に行った手がかりを見つけ、東京へと行きます。そこで様々な探索をしているうちに、自分そっくりの人物と出会います。
最初から面白く、2人の繋がりの謎が知りたくて、立て続けに読んだ記憶があります。徐々に展開が変わっていくので、飽きることはありませんでした。
『分身』(東野圭吾)
全く顔が同じの小林双葉と氏家鞠子。
二人はそれぞれ自分の出生について調べ始め、二人が交わると…現在の医学について考えさせられる話
社会性の強い作品。
めちゃくちゃ面白かった。
これは読むべき!!おススメ!— あずMAX (@MAX55983935) 2018年4月6日
東野圭吾「パラレルワールド・ラブストーリー」
「東野圭吾」原作の、様々な違う事実を体験するという、実に不思議なラブストーリーです。
主人公「敦賀崇史」は、電車通学時にいつも顔が合う女の子に一目惚れしますが、そのまま平行線を辿ることとなり、その女の子とは1回も会わずに卒業となります。
いく年か過ぎたある日、親友の「三輪智彦」とその彼女とで会うこととなりますが、何とその彼女は昔、電車通学時に顔を合わせていた女の子でした。唖然となった崇史の心は、やっと彼女ができた親友への祝福と嫉妬が重さなるという、複雑な思いとなります。
ある日、目を覚ますと、智彦の彼女は何と、崇史本人の彼女となっていました。まるでパラレルワールドにいるような事実を体験した崇史は、どれが本当の現実なのかわからなくなります。
不思議な思いにさせるこの作品は、読めば読むほどに深く考えらされました。智彦の彼女でとなったり崇史の彼女となるというこの仕掛けを早く知りたいために、私はさせる、様々な物語を楽しんでいるような感じとなりました。
#オススメの小説
『パラレルワールド・ ラブストーリー』
東野圭吾さんの推理小説主人公の崇史は電車ですれ違う女性に恋をするが……
ベタベタなラブストーリーかと思いながら読んでいくと、次々と違和感を覚え、増えていく
その謎が段々と解けていく様が面白い
2,019年に映画化が予定されている pic.twitter.com/leE1K3chay— アネモネ (@anemone88888) 2018年8月15日
エリアス・リョンロート「カレワラ」
フィンランドにあった様々な世界創造の物語を、「エリアス・リョンロート」により1つにまとめた伝記です。
大気の娘「イルマタル」は、気ままに空から海へと行くと、波によって体内に子供が授かります。イルマタルは大きな腹をかかえたまま彷徨っていると自分の膝にカモが降り、卵を産みます。その卵は砕けて「天地」の創造となり、そこでイルマタルは山などの様々な地形を形成した後、「ワイナミョイネン」を産みます。
ワイナミョイネンはその大地に様々な種を蒔きますが、樫だけは天地を覆い隠すほどの高さとなってしまい、それを大男が切り倒します。切り倒した樫は海へと落ち、飛び散った破片は人々に幸運をもたらしました。
その他の植物もぐんぐんと育って行きましたが「大麦」だけは育たなかったので、ワイナミョイネンは鳥が止まれるよう1本の白樺を除き、すべて開墾して燃やすと、大麦も育つようになりました。
ゼウスの登場する物語も面白かったですが、この人々の幸せを主に作られた物語には他に無い面白さがありました。
世界の色んな神話をパッと読みましたが、一番面白いのはフィンランドのカレワラです。読みやすいように再構築してあるので当然なんですが、読み応えは抜群です
— فد ين (@mtcaveu) 2015年8月26日
カレワラでは、魔法のかけ方がものすごく面白い。たとえば鉄によって受けた傷を治すには、まず鉄の起源を唱えて、次に鉄を罵倒。鉄に昔の惨めさを思い出させて、鉄を支配する。それからおもむろに血止め、軟膏、守り、包帯の呪文を唱えていく。
— 四季 (@shiki_soleil) 2012年10月20日
ヴィクトル・ユーゴー「レ・ミゼラブル」
脱獄囚が神父によって、人々の手助けしたいという心を持つ物語です。
たった1つのパンを盗んで数十年も刑務所に入れられた「ジャン・バルジャン」はある日、脱獄してある教会へと潜り込み銀の燭台を盗んだ所を警察に捕まります。しかし、その教会の神父は「ジャンに差し上げた」と言い、ジャンに銀の燭台を渡しました。ジャンはその神父に心を打たれ、更生の道を辿ることとなります。
神父によって更生するジャンの思いに感動しました。人を助けたいがためにパンを盗んだジャンの行動から、自分の人生より人々の幸せを重く見るという人々へのやさしさに感動しました。
『レ・ミゼラブル 百六景』まだ途中だけど面白い!当時の時代背景や文化がストーリーに沿って分かりやすく書(描)いてある。レミゼ研究以外にも、歴史や文学を勉強するのに役立ちそう!ユゴー他作品や同時代の作品などにも言及があるのが嬉しいw pic.twitter.com/TxKGDlMMOx
— すのこ (@snk_477) 2013年3月19日
フランシス・ホジソン・バーネット「小公女」
大金持ちという苦労を知らない小公女が両親を失い、1人で生きて行かなくてはならない厳しい生活をすることとなる物語。
インドに住む主人公の少公女「セーラ・クルー」は、母の死とダイヤモンド財団を営む父の忙しさにより、ロンドンの寄宿学校へと行かされます。
セーラは、学校の生徒と打ち解けながら勉強する日々を送っていましたが、セーラの誕生パーティの日に父が亡くなった知らせを受けます。自分の月謝を払う者が居ないセーラは貧相な服装を着せられ、メイドとして学校で働かされます。
1人ぼっちになった上に、メイドというキツい仕事や生徒や院長からの様々ないじめなどに遭っても、精神力や行動力に衰えを見せない小公女の強い心に魅了を感じてしまいました。
小公女セーラと、マチルダは小さな大天才がほんと何回読んでもめっちゃ好きなんだけど
児童書って小さい時に読んでも大人になって読んでも面白いってすごいなーって思う— おがた (@Yu_1415_3) 2017年4月28日
エピローグ
皆様が楽しめるような本はありましたでしょうか?
小説は、1人1人の独特なイメージから作られ、世界中の人々を楽しませてくれる貴重な物となっています。最近では、自宅で本が手軽に購入できるという「電子書籍」の登場により、読者数が急激に増えることとなりました。
今後、さらに読者が増え、多くの人々が感動してくれると、私も嬉しく思います。
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