週明けの仕事前にスターバックスでコーヒーを楽しみながら、1週間の予定を確認するビジネスパーソンも多いのでは?今朝はスターバックスでコーヒーを飲みながら、「世界一静かなスタバ」について思いを巡らせて頂きたいと思う。
マレーシアのKL(クアラルンプール)の繁華街。日本とは違う熱気と躍動感にあふれたこの街に、世界一静かなスターバックスコーヒーがある。
このスターバックスが「世界一静かなスタバ」と呼ばれる所以。
それは、世界初の聴覚障害者向けスタバというコンセプトから来ている。
スタッフは13人。そのうち10人が聴覚障害を持つ。
店内のオペレーションは手話を使い、手話を習得していないカスタマーの対応はメニューカードへの記載という仕組みを使ってオーダーする。オーダーの受け渡しにはオーダーNoをスクリーン表示されるといった徹底ぶり。
様々な工夫で、世界で一番静かなスーターバックスと呼ばれる所以のオペレーションを実現している。
では、世界有数のブランドでこのような取り組みがなされることの意味を考えてみよう。
飲食店には「美味いメニュー」と「気持ちのいい接客」が必要不可欠だ。
スターバックスレベルのブランドになると、両方を兼ね備えているのはもちろんのこと、「美味いメニュー」は既に存在しているからこそ、「気持ちのいい接客」を研ぎ澄まして、マイノリティ向けに構築するというチャレンジができるのだ。
「美味いメニュー」を試行錯誤しながら、「気持ちのいい接客」を追い求めることは容易ではない。
言い方を変えれば、経営的余裕のあるブランドだからこそ、自店を使い共生社会の鍵となる障害を持った人々の働く場所作りのチャレンジを容易にできるはずだ。
このような取り組みより得られた結果をぜひとも、マイノリティ雇用のための指南書としてオープンソース化して頂くことを切に願う。
世界一静かなスタバのノウハウを使ったラーメン店が生まれたっていい。
様々な個性にあわせたスタバが生まれ、そこで得られたノウハウを元に、新しい共生社会のシードが生まれても良いではないかと思う。
嬉しい事に、スターバックスはこのような取り組みを推進するそうだ。
驚くべき事に、世界一静かなスタバでは独自の手話も開発されている。それまで大きな進化を見せてこなかった手話が商業というステージで新たな発展をみせることは特に興味深い。
この手話はスターバックス公式webサイトで公開されているものだ。
画像引用:IRORIO
画像引用:IRORIO
画像引用:IRORIO
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世界的ブランドからはじまる、ノーマライゼーションの新しい可能性に今後も注目していきたい。
https://news.starbucks.com/news/deaf-partners-build-careers-at-starbucks
via:Starbucks
http://www.jiji.com/sp/article?k=2016082000052&g=int
via:JIJI.com
http://malaysiandigest.com/features/622637-video-at-this-starbucks-in-bangsar-village-ii-all-your-friendly-baristas-are-deaf.html
via:MALAYSIAN DIGEST
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