パラ卓球5連覇へ『WHO I AM』ナタリア・パルティカ(ポーランド / 卓球)
2016年、リオオリンピックで彼女を観たひとは多いかもしれません。女子卓球団体1回戦 日本 vs ポーランドで、今年引退した福原愛選手と、今一番日本で活きがいい伊藤美誠選手のペアと対戦した右肘から先がない選手。彼女がナタリア・パルティカ選手です。
東京パラリンピックが開催される2020年まで世界最高峰のパラアスリートに迫る、IPC(国際パラリンピック委員会)とWOWOWが取り組んでいる共同プロジェクト『パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM』。
今回紹介するパラアスリートは、「オリンピック・パラリンピック両大会3連続出場中」「パラリンピック4連覇中」のパラ卓球界の絶対女王 ナタリア・パルティカ選手です。
\12/6(木)夜10:00放送!/
無敗で4連覇の絶対女王
ナタリア・パルティカ🇵🇱が登場!パラリンピック4連覇に加え、オリンピックにも3大会連続出場!圧巻の実績を誇る女王に迫る。
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— WOWOW Paralympic:パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ「WHO I AM」 (@WOWOWParalympic) 2018年11月30日
健常者卓球の世界で戦う
サーブの時はボールを右肘に挟み、巧みに投げ上げます。生まれつき右肘から先がないナタリア。腕に障害があるからといって特別扱いはされなかったそうです。現在も健常者卓球のポーランド代表としてワールドツアーを戦っています。
卓球に人生を捧げる
2004年、15歳のナタリアは人生の節目を迎えます。アテネパラリンピックで金メダル、健常者のヨーロッパ選手権(ジュニアクラス)で優勝を果たしたことがきっかけとなりました。このとき「もっと卓球がうまくなりたい」「そうすればもっと上を目指せる」「卓球に人生を捧げる」と彼女は思ったそうです。
オリ・パラ両大会同時出場
7歳で卓球をはじめたナタリア。11歳の時、シドニーでパラリンピックデビューを果たしました。4年後、15歳で迎えたアテネパラリンピックでは金メダル獲得。2008年北京大会では卓球史上初となるオリンピック・パラリンピック同時出場の偉業を果たしました。ロンドン・リオでもオリ・パラ両大会に出場しています。
ナタリア・パルティカ選手、日本との団体戦のダブルスを見て驚きました。右腕のひじから先が無いのです。”「卓球の無い人生なんて考えられない。障害なんて何とも思わない。みんなと同じ選手」”是非、パラオリンピックで金メダルを獲ってほしいですhttps://t.co/ugQjJbRtT6
— 深谷和司 (@Kazushi_F777) 2016年8月13日
TOKYO2020では5連覇へ
パラリンピックでは、アテネ・北京・ロンドン・リオと4連覇中のナタリア。もちろん東京パラリンピックにおいても金メダルを目指しています。
10年間無敗
ナタリアは、パラ卓球でここ10年間負けていません。アテネパラリンピック以降、無敗を続けているのです。正直、考えられない記録です。彼女は、パラ卓球界で確固たる地位を築き上げました。
不可能なんてない!
彼女のシナリオでは、東京パラリンピックでの5連覇は当たり前のようです。10年間、ナタリアに勝った選手がいない。その事実が彼女の自信になっているのでしょう。「不可能なんてない!」この言葉を信じて彼女は卓球を続けてきました。
無敗の絶対女王は、TOKYO2020でも、オリンピック出場を果たし、1ヶ月後当たり前のようにパラリンピック5連覇を達成していることでしょう。ナタリア・パルティカ選手のぶれない心・進化し続けようとする姿勢・世界トップの地位を守り抜く忍耐力はどこから生まれてくるのでしょうか。彼女の強さの秘訣、知りたいです!
※ 『パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM 無敗でパラリンピック4連覇:ナタリア・パルティカ』は、12月6日(木)よる10:00(再放送:12月9日(日)午前11:00)WOWOWプライムにて放送予定です。美貌と温厚な性格を兼ね備えた、パラ卓球界の絶対女王の1年を追った作品になります。
via:WOWOW