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あなたの乗りたい車は何ですか?【後編】

前回公開の、あなたの乗りたい車は何ですか?【前編】の続きです。

あなたの乗りたい車は何ですか?【前編】

前回は、主にWHILL Model C 開発までの話や、操作・充電といったことを中心に
書きました。
後編では、WHILL Model C の基本仕様や、カスタマイズを中心に書きたいと思います。

仕様・オプション

車椅子本体に様々な調整機能があり、一人ひとりにフィットするように調節できます。これは完成品の段階です。

<WHILL Model C の仕様>  ※〇部分は調節可能

〇コントローラーの高さ(ミリ) 670 690 710 730
〇バックポートの角度(度) 90 95 100
〇バックサポートの高さ(ミリ・無段階) 340~460
〇床からのシートの高さ(ミリ) 405 425 445 465 485
〇シートの長さ(ミリ) 375 400 425
〇アームの前後 -45 0 +45
〇コントローラーのセット位置
フットサポートの高さ(ミリ) 115
シートの角度(度) 6

高さの調整が必要なかたは調整でき、角度の調整が必要なかたは角度を調整をする
といった、自分に合った調整が可能です。
(個人的には欲しい機能ですが)残念ながら、背中のシートの張り調整はありません。
それでも、オプションではなく、完成品の段階でここまで揃えてくださって、すごく
ありがたいです。 + 
試乗も可能です。鹿児島県で可能なところを示します。参照ください +


<オプション>

  1. ドリンクホルダー
  2. プラティーク(スマートフォンの自撮り棒のようなもの)
  3. サイドバック(アームサポートの取り付け可能)
  4. ライゼンタール
    (車体後方につけられるバッグ。取り外してショッピングバッグとしての利用可)
  5. バッテリー
  6. バッテリーケース

カスタマイズ

WHILL Model C(ウィル モデルシー)には、
身体の状態によって乗れないことがないように、
パイプフレームタイプというモデルが
あります。

車体の分解時は、フレームの折りたたみも可能です。
このモデルであれば、追加料金が発生してしまいますが、
体勢調節や、除圧をするためのバックサポートハンドル※と、
ポジショニングと座位保持に特化した、バリライト バックサポートクッション※2を
装着することが可能になります。(サイズはS M L)

※ 介助者が車椅子を押すためのものではありません。
※2 通常座る椅子の背面部分で、クッション性のあるものと思ってください。

また、装着が可能になることで、ヘッドサポート(頭や首を支える)を必要とするかたや、
体幹に支えを必要とするかたについても、使用できるように考えられています。

現在の車椅子で使用している市販のものにも対応しているそうです。

子どもや、体格の小さいかたが使用する際には、
フットサポート(足乗せに足がつかない
という問題が発生しがちですが、少し高さを調節することで、乗れるように考えられた
オプションもあります 。

電動車椅子を操作する際に、1番よく使用するコントローラーも、

マウスタイプ
ジョイスティックタイプ(グリップ)
ジョイスティックタイプ(Uシェイブ)

の3つから選択することができます。
オプション・カスタマイズは、本体と同時購入のときのみ適用されるものがあるようです。
購入される場合は、ご確認をお願いいたします。

※コントローラーに関しまして。
10/16(火)WHILLより、スティック型が登場したとお知らせがありました。
これで、コントローラーは4種類になります。

安心安全を

<WHILL Smart Care>
もっと外出を楽しんでもらうために、保険を用意しています。
19,800円(税抜)/年になります。

    1. 保険
      ☆WHILL Model C を契約している本人が乗車中に負ったケガの保証
      ☆他人にケガをさせたり、他人のモノを壊した等した場合の相手への保証
    2. ロードサービス
      ☆WHILL Model C が故障等で動かなくなったとき
       希望の場所までWHILL Model C を搬送するサービス
      ☆24時間365日・日本全国対応。年4回まで無料
    3. スマート診断
      ☆WHILL Model C に搭載されている機能を活用して、毎月の利用状況の連絡、
       修理や消耗品の交換時期になったときは、WHILLのコンタクトデスクから
       連絡をもらうことが可能。

<質問コーナー>
飛行機に乗る際のバッテリーのことなど、外出をするにあたって心配されるようなことは、
丁寧に説明してありました。
安心して外出できるようにという気配りが感じられ、とてもうれしく思いました。

日常ってなんだろう?

「100m先のコンビニに行くのをあきらめる」
WHILL Model C のホームページ冒頭にある言葉です。これがすべてを凝縮し、物語っている気がしました。

出たいときに出れる。そのレベルは、何も1日中とかではなく、ちょっと自分で周りを
散策できる、そういうことも含まれると私は思っています。
日常ってそういうものなのではないかと。
小さなものこそ、案外やりたいものに入ってきたりします。

この車椅子は、誰でも気軽に乗れるようにと開発された車椅子です。
WHILL Model C だったか、その前のWHILL Model Aだったか、きちんと憶えてはいない
のですが、テレビで初めて見たとき、私が思ったのは、これ椅子じゃん!でした。
それまでのものとは一線を画した、WHILLのかたが言われている、
まさに「次世代型の車椅子」。カッコいいな乗ってみたいなと少し憧れました。
そして、わくわくする夢の詰まった乗り物!と思ったものでした。

何かしらの事情で車椅子を使用する人にとって、
日常の、些細なことがすごくエネルギーが必要だったり、外出するのをやめようと
考えてしまったり、 やりたいことをやるために引っかかることが沢山あります。
このWHILL Model C は、座面も高く、歩行者とも近い目線で歩けるなと感じましたし、
オプションではありますが、必要なものを選択して、より快適に過ごすことも可能な
ように思います。

私は、今回WHILLを紹介するにあたり感じた、近未来的なわくわくを皆さんにも感じて
いただけたらと思います。

WHILLの良さを、魅力を、もっと多くのかたに知っていただきたいです!
ホームページもパンフレットも、隅から隅まで見ていくのが楽しいですし、写真の拡大
をはじめ、丁寧に
細かく示してありました。
ホームページの中には、お客様の声と、リハビリを専門職とする PT/ OT の皆様を対象
にした
事例集があります。よろしければご覧ください。


最近、コラムも始めたようです。
車椅子についての基本的な解説はもちろん、飛行機や新幹線に乗るとき、
レンタルをするには…1人で旅行したいけど介助なしでは難しい…。
やりたいと思ったときに直面するであろうハテナを解説しています。

現在車椅子に乗っているかたも、一時的に利用を検討されているかたも、非日常を味わい
たいかたも、
いちどぜひ覗いてみてください!役立つ情報満載です!!

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