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非侵襲的医療で発達障害や精神疾患の治療を一般家庭に。ニューロフィードバックとITで変わる世界とは。

WHOによるとうつ病に悩む人は世界中で3.5億人いると言われ、日本でも320万人を超える人々が様々な問題に直面し、医療機関にかかっています。その治療方法はおおよそ、投薬やカウンセリングなどによるものですが、対象となる患者数に減少傾向に転ずる兆しは見えません。

web上を見ても、自身の精神状態に対する危惧を感じている投稿を見かけることがよくあります。

https://twitter.com/27rntm/status/766655340058255361

https://twitter.com/yuuua1104/status/763822220279816192

この課題に対し、チャレンジするベンチャー企業があります。
それは、フランス発のスタートアップ「Mensia Technologies」です。

https://youtu.be/LciwBJ9M9wM

 

Mensia Technologiesは「ニューロフィードバック」による医療ソリューションを情報技術を使い、患者が自宅でも使うことができる世界を目指しています。

ニューロフィードバックは 1980年代にNASAからの委託研究で、猫の頭頂部の脳波(EEG)フィードバックトレーニングをすると、てんかん発作を抑えられることが見つかり、過去40年に、主にアメリカで、アスペルガー、ADD、てんかん、うつ病、睡眠障害、軽度の、PTSD、認知症などの精神疾患や、音楽やスポーツのパフォーマンス向上に効果があることが示されてきました。そのため、現在、欧米の国々では、様々な疾患の症状改善を目的として、心理療法として保険適用になっています。

Mensia Technologiesの中心となるテクノロジーは独自のフレームワークで、EEG(脳波図)をリアルタイムに解析することができるものです。

このフレームワークをコアに注意欠陥障害(ADHD)や高齢者の認知症など、様々な脳障害のための医療デバイスを開発しています。

ニューロフィードバックは1960年代頃にアメリカで生まれ、元来は注意欠陥障害などの治療法として用いられてきました。これらの方法がITの進歩に伴い、一般家庭で使われる未来がすぐそこまで来ています。

「数年以内に、私たちのソリューションを患者の自宅に設置することを目指しています。Mensiaは、フランスのテクノロジー研究機関からスピンオフした企業であるため、”研究”を重んじる強いDNAがあります。研究機関や医療機関などと連携しながら、最終的には患者一人一人、つまり彼らが生活する家や老人ホーム、オフィスなどにソリューションを届けていきます」

Mensia TechnologiesのCEOであるJean-Yves Quentelさんはベンチャーキャピタリスト出身で、金融やエンタープライズソフトウェアの企業の支援を行ってきました。その職歴の中で出会った研究所が開発してた脳波解析ソフトウェアを見て、実用化することで世界が幸せになると直感し、Mensia Technologiesが生まれました。

脳の健康を一人でも多くの方へ届けることをミッションにMensia Technologiesのチャレンジは続きます。
非侵襲的な医療により、ADHDや精神疾患を自宅でケアすることができる時代を目指して。

患者が自宅で使える精神疾患の非侵襲的医療ソリューションを開発する「Mensia」、日本ではシニア向けも

via:THEBRIDGE.JP

http://www.mensiatech.com

via:Mensia Technologies

http://clinical-neurofeedback.com

via:一般社団法人臨床ニューロフィードバック協会

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