大相撲人気は一気に拡大しており、場所中はほとんどが満員札止めになるほどの人気。

相撲と聞くと年配の方がよく見るというイメージの方が多いかもしれませんが、最近は「相撲女子」といって、若い女性が相撲を見る「この力士がカッコいい!」と言う女性も多く、相撲人気は加速状態です。

相撲は毎年1月・3月・5月・7月・9月・11月と奇数月に開催しています。場所中以外では地方巡業といって全国を回って相撲の取り組みや横綱の綱締め、初っ切り(しょっきり)といって、禁じ手を面白おかしく演じる出し物も魅力です。

テレビで見るのと生で見るのとで、その迫力は全然違うんです!相撲人気が高まってきたことで巡業にも多くの相撲ファンが集まっています。

その中には車椅子の方だっています。

しかし、残念ながら埼玉県入間市が10月に入間場所を開催する中、主催者側が車いすの観戦を断っていたといいます。

相撲ファンの車椅子ユーザーからの「車いす専用席を設けてほしい!」との声により、車いす専用席を設置することになりました。

車いすに乗ったまま観戦はできないという主催者側の意見に、ある電動車いす利用者の50代の女性はこう語ります。

四肢まひで、支えやベルトのない一般のいすには自力で座れず、車いす以外で観戦はできない。さらに、電動車いすの背もたれや座面の調節機能を使って起立性低血圧の対策や体圧の調整をしているため、車いすを降りれば深刻な体調悪化を招きかねない。

と、車いすから降りる事ができず相撲を生で観戦できないのです。そこで知人の女性が市に改善を行ってほしいと申し入れたが、市の担当者は「差別ではない」と一点張りだったとのこと。

数日後、その申し入れの願いが届いたのか、体育会の二階席の一部に車いす専用のスペースを二十席分設けることとなりました!

この入間市民体育館は、

バリアフリー対応で、入り口や二階の観客席に上がるスロープが設置されている。物理的な支障はなく、車いすを降りられない人の存在に配慮するかどうかの問題だった。入間市商工課の担当者は「降りて観戦してもらえばいいと思っていた。座席配置を考えるときには検討しなかった」としている。

降りて観戦してもらえればいい…なんだか簡単に言いますね…。それぞれですが、それがどれだけ苦労するのか?が理解してもらえなかったのが残念でなりません。

少しの配慮で快く観戦できるのです。

相撲だけでなく、スポーツ選手を生で見れる機会というのは、地方ではあまり多くありません。相撲の本場所も東京、大阪、名古屋、福岡と都会ばかりですね。自分の住んでいる街に応援している選手が来てくれる嬉しさといったら半端ないのです!!

以前僕はプロレス観戦に行ってきました。アリーナで行われましたが、ここでも車いすの方への配慮はされていました。何箇所か広いスペースを作ってあり、スロープも。プロレスファンの車いすの方と一緒に、選手に熱い応援をしました〜!

このように、民間事業者の障害者に対する合理的配慮がますます増え、スポーツ施設だけでなく各種イベント会場での車椅子専用スペースをもっともっと増やしてほしいと思います。

日本を代表する相撲の素晴らしさを、座席スペースがないという理由で断念するなんてもったいない!

多様な人がエンターテイメントを体感できるようになる日本の未来へ期待です。

東京新聞:相撲巡業 車いすのまま観戦したい 入間市共催、専用スペース設置へ:社会(TOKYO Web) 埼玉県入間市で十月に開催される大相撲の地方巡業・入間場所で、主催者側が当初、障害者が車いすのまま観戦することを断っていたことが分かった。www.tokyo-np.co.jp

via:東京新聞