丸の内における障がい者雇用支援・活躍・情報発信拠点
株式会社スタートラインと三菱地所グループは、東京都千代田区丸の内にある有楽町駅直結の新国際ビル5階に、障がい者雇用における支援・活躍・情報発信拠点インクル MARUNOUCHI を開業すると、プレスリリースを発表しています。
インクル MARUNOUCHI は、約4,300社の企業が集まる丸の内エリアの利便性とコミュニティを生かして、障がい者雇用に関する情報発信やサテライトオフィスの提供、丸の内エリアに向けた障がい者のサポート等、さまざまな支援サービスを提供するとのことです。
10月22日(月)に開業予定のインクル MARUNOUCHI 。日本の中心から障がい者雇用の情報発信をする取り組みは注目を集めると思いますし、期待感も大きいでしょう。今後の動向から目が離せません!
【三菱地所グループ・スタートライン協業による新たな取り組み】『インクル MARUNOUCHI』10月22日 丸の内エリアに… https://t.co/Fu3AThZm0T pic.twitter.com/zfGDHikuxR
— PR TIMESニュース (@PRTIMES_NEWS) 2018年8月21日
ざっくり
「インクル MARUNOUCHI」のコンセプト
「障がいの有無に関わらず、働く喜びをより体現できる丸の内エリアにしたい」というのがインクル MARUNOUCHI の大きなコンセプトです。
インクル MARUNOUCHI が機能することで、丸の内エリアに集う企業にインクルージョンの考え方が浸透して欲しいなと思います。
現状の働き方だけが正しいのではなく、障がい者も含め、それぞれの経験や能力、考え方が認められ、生かされる。そんな企業が増えて欲しいですね。
障がい者雇用における情報発信
障がい者向けサテライトオフィスや屋内農園型障がい者雇用支援サービス、障がい者専用人材紹介など障がい者雇用の新しいカタチを作り上げつつある株式会社スタートライン。スタートラインが手掛けるインクル MARUNOUCHI だからこそ、障がい者雇用を考えている企業にとっては参考になる部分が多いでしょうし、固定観念を外す良い機会になると思います。
【農業×障がい者雇用の新形態】業界初「屋内農園型障がい者雇用支援サービス IBUKI」5月7日(月)埼玉県戸田に第2… https://t.co/BI3RMIdnVY pic.twitter.com/Nj0zLYRm08
— PR TIMESニュース (@PRTIMES_NEWS) 2018年5月8日
個別の相談窓口
障がい者を雇用しようとする際、さまざまな課題や不安が出てくると思います。インクル MARUNOUCHI には、常勤のスタッフがいる個別の相談窓口があるので、アドバイスを聞くことから始めてもいいのかもしれません。
企業間の勉強会
人事を担当する中で、相談する人がいないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか? 障がい者雇用となると、尚更わからないことも多いことでしょう。各企業の同じような立場の方々が集って勉強会を行うことで、悩みや不安が解消されるのはもちろん、横のつながりができることで、雇用される障がい者にもメリットが出てくるような気がします。
セミナーの運営
障がい者雇用にもさまざまなスタイルがあると思います。また、障がい者を雇ううえで頭に入れておかなくてはならない法規もあります。障がい者雇用のトレンドや関連法規のセミナーの他、障がい者雇用に成功している企業を招いてのセミナーも定期的に開催するようですよ。
企業と障がい者をつなぐ採用支援
スタートラインでは、障がい者専用の人材紹介サービスも行っています。 独自の障がい者雇用支援のノウハウとネットワークを駆使することで、企業と障がい者のより良いマッチングができそうです。インクル MARUNOUCHI と同じフロアに、障がい者専用人材紹介サービス MyMylink があるのがいいですね。
MyMylink障がい者採用合同面接会の紹介記事が新聞に掲載されました!
メディア:Fuji Sankei Business i
掲載:スタートライン、精神障害者対象の面接会 IT技術職限定で就労支援強化https://t.co/70uzQ7q7WX#障がい者雇用 #障害者 #面接 #新聞 pic.twitter.com/jpMY1XuE2S— 障がい者求人・転職情報サイト|MyMylink(マイマイリンク) (@MyMylink_) 2018年10月4日
障がい者の働きやすい環境づくり支援
障がいをもっている方にとって、仕事内容はもちろん重要ですが、それと同等、いやそれ以上に大切なのが環境だと思います。どれだけ働きやすい環境づくりができるか、それが定着できるか否かの鍵になるでしょう。
ITを活用した雇用支援サービス
既に障がい者雇用を行っている企業には、ITを活用した雇用支援サービス EveryBuddy(遠隔型サポートとリアルサポート) を障がいをもっている社員と管理者双方に提供できるそうです。自分たちだけでは解決しづらい問題や、日頃直接言えない話題など、第三者であるインクル MARUNOUCHI のスタッフが関わることで客観的に、冷静に、対処してくれると思います。双方にとって働きやすい環境になるでしょうね。
「障がい者を雇用する企業」と「働く障がい者」の双方を支援する新サービ「EveryBuddy」開始~障がい者雇用のスタートから定着における支援をトータルパッケージでご提供 … – 日本の人事部 (プレスリリース) https://t.co/j5aqEbZ4NW
— 八王子市のニュース (@hachioji_cn) 2018年5月1日
サテライトオフィス
サテライトオフィスとは、企業の本社から離れたところに設置されたオフィスのことです。障がい者を雇用する場として、働きやすい環境を整えたサテライトオフィスを利用することで、本社で解消しきれないバリアをクリアすることができるでしょう。
また、同僚たちと一緒に作業しなければならない時は、コンパクトな丸の内エリアだから徒歩で本社にいくことが可能になります。障がいをもった社員にとっても、管理者にとっても、同僚たちにとっても、安心感して仕事に取り組むことができると思います。
~障がい者雇用×働き方改革~2018年11月1日(木)に障がい者向けサテライトオフィス「みなとみらいセンター」開設 – 財経新聞 https://t.co/SgHIKp2hWw
— 八王子市のニュース (@hachioji_cn) 2018年10月12日
「インクル MARUNOUCHI」に私が期待すること
私がインクル MARUNOUCHI に期待することは、まず、障がい者雇用の拠点として機能すること。そして、この事業が成功することです。「障がいの有無に関わらず、働く喜びをより体現できる丸の内エリアにしたい」というコンセプトの元、進んでいくインクル MARUNOUCHI が成功してくれれば、丸の内以外にもこの取り組みが広がっていくのではないかと思います。
もうひとつは、成功した事例もうまくいかなかった事例も発信してほしいということ。新しい取り組みには、失敗がつきものだと思います。でも、その失敗の中から多くのヒントが生まれてくると思いますので、出来る限り公表していただきたいですね。
最後に、期待することというかお願いしたいことをひとつ。障がい者も企業もフォローする立場だからこそ、企業からの視点が強くなりすぎないようにしてほしいということです。障がいをもっている方の言葉を大切にしてほしい、そう思います。
2018年10月22日(月)に開業予定のインクル MARUNOUCHI 。日本の中心から障がい者雇用の情報発信をする取り組みは、今後の障がい者雇用の流れを左右するといっても過言ではありません。日本のすんくじら(隅っこ)鹿児島からこの動向に注目したいと思います。
via:PR TIMES