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2024/11/10:フリーペーパーvol.104発刊!

残念すぎる…フジテレビがオストメイトトイレの意味を誤報…

オストメイトトイレを洗濯する場所と、テレビで勘違い報道したと Twitter で話題に…

オストメイトトイレとは、人工肛門(ストーマ)を造設した方が利用するトイレのことです。僕も「オストメイトトイレを知ってほしい」という記事を最近書きましたが、なんとフジテレビがオストメイトトイレを「洗濯する場所と誤報した」と Twitter で話題になっていて、とても残念に思いました。

レポーターが伝えたということは、その場のスタッフも知らなかったことになる

報道で、オストメイトトイレを「洗濯する場所」と誤報したフジテレビ。その場にいた現場スタッフやディレクターも意味を知らなかったことになりますね。

誰か1人でもオストメイトの意味を知っていれば、
「ここは洗濯する場所じゃないですよ! ストーマ専用のトイレですよ!」
と訂正ができたはずです。

でも誤報したということは、誰もオストメイトトイレの意味を知らなかった、その意味の確認もしなかった、これで報道すれば良い、と思ったのでしょうか。それが本当に残念でならないのです。

 僕も最近オストメイトトイレの使い方を紹介したから

僕も「オストメイト対応トイレの使い方を知っていますか??」という記事を書いたばかりだったので、この Twitter の話題を見たときは本当にガッガリしました。というか、まだまだ認知度が低いと思って悔しかったです。

過去に書いた記事を読んでみてください。

オストメイト対応トイレの使い方を知っていますか?? | より良い社会を目指すメディア HIFUMIYO TIMES

オストメイトトイレの意味を知らなかったから、教えてもらった

健常者の方がオストメイトトイレを見ても、意味が分からない方が多いと思います。多分それが今の現状だと思います。僕も最初「髪を洗うところなのかな?」という誤解をしていました。

ストーマは若い世代が多く発症する難病「クローン病」の患者も、合併症で肛門痛(痔瘻)になる患者も多く、肛門を一時的に休めるために10代、20代の若い患者もお腹にストーマを造設している方がいます。

僕もクローン病を患っているし、もしかしたらいずれストーマを造設するかもしれません…。
同じ病気の友人がストーマを造設していて、以前お見舞いに行ったときにトイレの使い方を教えてもらい、上記の記事を書きました。この記事を多くの方に読んでもらい、
「少しでもオストメイトトイレの意味を理解してくれればいいなぁ…」
と思いつつ頑張って書いて伝えました。

友人は記事を読んで、すごく喜んでいました!

オストメイトトイレの記事を投稿した翌日、友人から、
「オストメイトの記事書いてくれてありがとう!看護師さんたちも読んで『分かりやすかった』と言ってたよ!」
というお礼のメールが来て、めっちゃ喜んでくれていたから本当に嬉しかったです。
このように、少しでも理解してもらうことが大事であって、意味を広めてほしいと思います。

テレビ局なら、もっとしっかり確認して報道して

テレビでの誤報は、本当はあってはならないことです。ニュースなどで間違いがあったら、例えば司会者が、
「先程、字幕が間違っていました。大変失礼しました」
と謝罪するシーンをよく観ます。

今回の「オストメイトトイレを洗濯する場所」と誤報したフジテレビ。謝罪したのかは分かりませんが、有名なテレビ局がちゃんと調べないと、視聴者側やストーマを造設している方も呆れるし残念に思うでしょう。

 誤報をきっかけに捉えてみれば…

でも、この誤報のきっかけに、
「オストメイトトイレの意味を多くの人に知ってもらえた」
と捉えたほうがいいのかな、とも思っています。
オストメイトトイレが一気に SNS で話題になったので、その誤報に皆さんが「ここはストーマ専用のトイレ」と知ってくれるからです。

でも、やはりテレビ局のマスコミが誤報するのはとても残念です。もっとしっかりと調べてから報道してほしいものです。テレビは多くの人が観ていますし、大きな話題になります。

2020年には東京オリンピック、パラリンピックも開催されます。多くの国々の方がたくさん日本に来てトイレも利用します。
マスコミなら、せめて障がい者専用トイレの意味をもっと調べて知ってから報道してください。

今回はこんなに残念なことで、沢山の人がオストメイトトイレを知る形になってしまいました。そして違う意味で知った方もいると思います。ですが、これから先の未来、多くの人が「オストメイトトイレ」を正しく知ってくれることを願っています。

間違った情報が、正しい情報を広めるという結果になってしまった現状と向き合い、マスコミはもちろん、一般の人が、「あ、オストメイトトイレがあるな」と自然に思ってくれるようになったらすごく嬉しいし、そしてより良い社会を作っていけるのではないでしょうか。

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