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自立への壁厚く

2016年4月1日より「障害者差別解消法」が施行され、世の中にはどのような合理的配慮(ごうりてきはいりょ)が飛び交っているのか?障がいを抱える人々はどのような合理的配慮と出会っているのか?そんな日常に潜む合理的配慮【GO!HI!(ゴーハイ!)】を紹介する当コーナーでは、当事者の日常で起こる「合理的いいね!」や「合理的じゃないね!」をお伝えしていきます。

※当コンテンツは、鹿児島を代表するローカル紙「南日本新聞」様にて2017年10月より掲載開始し、2018年4月2日(月)に掲載された紙面オリジナルコンテンツの【GO!HI!ゴーハイ的合理的配慮な日常-】をバックナンバーとしてお届けしています。

部屋探し

Illustration by|えりこ

車椅子ユーザーで自立しようと一念発起して心折れてしまうのが部屋探しです。世の中にはたくさんの不動産屋そして空き部屋がありますが、入居可能な部屋を見つけるのは苦労します。まずバリアフリーの問題で入店できる不動産屋が少ないです。立地や間取りが条件とピッタリでも大家さんの許可がおりず始めから探しなおすことがあるので、身につけた方法は部屋を見に行く前に大家さんへ車椅子での入居が可能か確認してもらうようにしました。見学も不動産屋の車に乗るのが大変なので、わたし達は福祉タクシーを半日貸し切って行ったこともあります。人として当たり前である住居を探すむずかしさ。引っ越しなんて到底したくないのです。

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