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2020/11/10:フリーペーパーvol.56発刊!

セブンカフェのレギュラーサイズ(R)に垣間見える心配り

セブンカフェのレギュラーサイズ(R)がもう少し多かったら

日本各地で最高気温が35℃を超え、「もうこれ以上暑くならないでよ」と叫びたくなるような猛暑が続いています。

そんな真夏の朝、日の出時刻の強烈な日差しに誰もがうんざりしているのではないでしょうか。そんな朝は、セブンイレブンが100円で販売する美味しいドリップアイスコーヒーが恋しくなることでしょう。

アイス用の透明なカップに注がれた「量的に少しもの足りない」冷たいコーヒーに、私は、セブンカフェ開発者の「愛情」さえ感じるのです。

セブンカフェ「アイスコーヒーR」

まず、あらかじめアイス用のクラッシュ氷がたっぷり詰め込まれているレギュラー用の小さな透明カップを買います。

透明カップをマシンにセットしてアイスRのボタンを押すと、熱いドリップコーヒーが注がれます。

ドリップの貴重な味

セブンカフェの、アイスコーヒーレギュラーサイズの量は150ml程度。

ファミリーマートのファミマカフェやローソンのマチカフェより少しだけ少ないのです。しかし、セブンカフェは3社の中で唯一のドリップ方式

コーヒーのバリエーションが豊富になるなど、エスプレッソ方式にも多くの利点はあります。しかし、純粋にコーヒー本来の味を楽しむならドリップで淹れたコーヒーでしょう。

ネルドリップや水出しコーヒーなど、長い年月を重ねた日本の喫茶店なら、ドリップ抽出にさまざまな工夫を凝らしています。

少し物足りないくらいがちょうど良い

みなさん、ラーメンは好きですか?
どんな店だとリピートしたくなりますか?

私はいろいろな土地でラーメンを食べましたがどこもかしこも美味しいです。そのような中で何度も通った店というのは、あっさりめの味で、「あともう少し食べたくなる」量を提供しているところでした。

大事なことは、あとを惹(ひ)かせるということです。
コーヒーも同じで、「あともう少しこのコーヒー飲みたいな」と思うところで止めることが、リピートさせるコツです。

そのような意図がセブンイレブンにあるのか無いのか分かりませんが、ガブガブ飲んだらすぐなくなってしまうくらいの、Rの量はちょうど良いといえるのです。

商品開発は不安もいっぱい

セブンのコーヒー抽出マシンは、富士電機と共同で開発した自社独自のものでした。

カフェビジネスはコンビニの中枢

今やほとんどのコンビニチェーンで、店内にカフェコーナーが設置されています。イートインスペースまで誘導するといった点からも、カフェはコンビニが力を入れる重要なサービスです。

セブンイレブンの採用する「ドリップ方式」は、コーヒーをよりおいしく飲むためのものとして広く知られているところです。

待たせる限界とされる45秒でドリップコーヒーを提供するために、セブンイレブンは独自のコーヒーマシンを富士電機に依頼しました。

Rコーヒーの量

セブンのアイスコーヒーレギュラーは、量的にそれほど多くないので、喉の渇きにまかせてグビグビ飲んでしまうとすぐになくなってしまいます。

でも、そこに真の愛情が隠されているのです。

実情に応じたセブンアイスコーヒーの量

私がセブンカフェレギュラーサイズに愛情を感じる理由は、とりあえず量を出せば客は満足するだろうという意識に、店のサービスが流れていないからです。

マシンの開発や材料の調達には多くの費用がかかります。それに加えて、コーヒーの値段も低価格に抑えなければなりません。

その結果、コーヒーを波なみとたっぷり提供していては採算が取れないというなら、量が少しくらい少なめでもいいのです。

実用的に考えて、本格的に喉を潤したり水分を補給するための水分としては、コーヒーは適した飲み物と言い難いでしょう。

ガブガブ飲む水代わりの飲み物とは、はじめから誰も思っていないはず。

それは、コーヒーショップで多くの人が、ちびちびと時間をかけてコーヒー1杯を飲んでいる様子を見れば分かります。

一人ひとりの満足を知る大切さ

多くのコーヒー好きがコーヒーに求めるものは、量よりも味や香り、精神的なリフレッシュなどでしょう。

さらに求めるなら、思考をリセット出来るほど良い刺激ではないでしょうか。
カフェや喫茶店であれば、落ち着ける空間と雰囲気もそこに加わるでしょう。

セブンカフェを利用する消費者の傾向について、セブンイレブンはすでに多くの調査を行っているはずです。「とにかく顧客の声を聞く」という考え方は、大切なヒントを得るための最善の方法だったということです。

顧客一人ひとりの満足のため、さまざま試してくれるビジネスの姿勢には感動を覚えます。

天使の分けまえ

透明なカップの中に氷の角が少し頭を残すほどのコーヒーが注がれた、レギュラーサイズのカップをマシンから手に取るたびに、研究開発に尽力した同社カフェチームの熱意が伝わってきます。

量的にカップあと1センチ分の深みがあれば、とは思うものの、ウィスキーでは無いけれど、少しだけ少ないことが風味の良さを確保するための「天使の分けまえ」なのかもしれないと、いつもいつも、美味しさに納得させられているのです。

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