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2018.8.10:フリーペーパーVol.29発刊!

日本発祥の「ピクトグラム」2年に迫った東京2020でも

ピクトグラムは1964年東京五輪で生まれた

東京オリンピック2020まであと2年。これからより一層、世界各国から多くの外国人観光客が日本を訪れることが予想されます。外国人観光客が訪れる際、問題になるのがやはり言葉。せっかく日本に来ていただくからには、できるだけ不便な思いはしてほしくないですよね。そこで、活躍が期待されるのが「ピクトグラム」。誰でもわかるその絵文字は東京五輪1964で生まれたといわれています。

ピクトグラムとは

ピクトグラムとは、言葉で説明しなくても、場所や注意を示すために表示される情報を単純化した視覚記号です。ピクトグラフ、絵文字、絵単語、案内用図記号とも呼ばれています。トイレのピクトグラムは誰でも見たことがあるのではないでしょうか。

ピクトグラムのはじまり

日本人の外国語を話す能力は高いとは言えません。1960年代の日本では、今よりも外国語力はさらに低かったようです。そこで当時、第一線で活躍していたデザイナー11名が中心となって「誰が見てもわかるマークをつくろう!」と考案されたのが、39種類のオリンピック競技種目や食堂などのピクトグラムでした。これが今のピクトグラムの起源といわれています。

非常口のピクトグラム

わたしがはじめて見たピクトグラムは、非常口のマーク。小学生の時、体育館で見たのを覚えています。言葉がなくても、誰でもわかりやすいですよね。緑色の「非常口」はピクトグラムのお手本ともいわれ、日本以外でも多く使われているとのことです。

2020年に向けたピクトグラム

日本のピクトグラムと海外で使っているピクトグラムでは違うものがありました。海外から来た観光客が混乱しないためにも、以前の記号から変更・追加されたものがあります。

7つのピクトグラムを変更

JIS(日本工業規格)とISO(国際標準化機構)で記号が違うものがありました。この中で、駐車場・手荷物受取所・救護室・乗り継ぎ(飛行機)・乳幼児用設備(ベビーケアルーム)の5つはJISの表記からISOへと変更が始まっています(2017年7月20日〜2019年7月19日の2年間が移行期間)。また、温泉は馴染みの温泉マークを海外の方々にも知って欲しいとの思いからJISとISOの選択性、案内所・情報コーナーの『i』の定義は改められました。

新たに15個のピクトグラムを追加

「無線LAN」「充電コーナー」「海外発行カード対応ATM」「オストメイト用設備 / オストメイト」など、場所や施設の案内から、さらに実際の行動をサポートする15個のピクトグラムが追加されました。

ピクトグラムは東京五輪のレガシー

東京五輪1964がきっかけで世界中で使用されるようになった「ピクトグラム」。世界共通言語といっても過言ではありません。54年たった今も、当たり前のように使われているピクトグラムは、東京五輪1964でのレガシーと言えるでしょう。東京オリンピック2020でも、東京そして日本国中で進化したピクトグラムの活躍が期待されます。

日本政府は2020年の訪日外国人数の目標を4,000万人と示しています。多くの外国人観光客が戸惑わないよう、適切な場所に適切なピクトグラムを設置していただきたいと思います。

また、世界で多くのひとがよりよく生活できるための工夫や考え、道具など「第2のピクトグラム」が2020年、日本発信で生まれることを期待します。