スターバックスのコーヒー代は、飲み物+場所+雰囲気代
スターバックスコーヒーは日本国内に広く普及し、すでに全47都道府県への出店を果たしています。
鹿児島県にも現在5店舗がありますが、あるのは全部、県庁所在地の鹿児島市です。スタバのメニューは豊富で、カスタマイズまで含めればその数は数百に及びます。
シンプルなコーヒー1杯の値段は、Tallサイズで300円程度。ラテやティー、フラペチーノ、などにカスタマイズまで加えると1杯500円を超えることも普通です。それをカウンターで受け取って、自分の好きな席まで運んで飲みます。
それでは、スタバを訪れる多くのお客さまは、あのコーヒー1杯そのものに対してだけ、300円なり500円なりの料金を払っているのでしょうか?
上海の世界最大スタバ、見慣れたメニューはなく、サイフォンでのドリップコーヒーとかアルコール類とか。普通にラテを注文したら「メニューにはないけど、作ってあげるよ!」って。ピザは日本円で1200円、ラテはショートとトールの間くらいのサイズで700円弱。場所代も込みのいいお値段。 pic.twitter.com/oQbaORuIk8
— chiee ikegamieee (@Jasmine_HKG) 2017年12月8日
スタバなどカフェで払う料金の内訳
本格的な夏を迎え、冷たい飲み物が恋しくなる季節となりました。という、ありきたりなフレーズが考えずとも頭に浮かぶほど、日本では以前から、季節をとらえた商売が積極的に進められてきました。
冷たい飲み物の補給場所、コンビニのドリンクコーナーやコンビニカフェ、自動販売機、喫茶店、スタバなどのカフェでも、夏の商戦が活発になる季節の到来です。
カフェは場所と景色を買う場所
コンビニのカフェコーナーが、レギュラーサイズでコーヒー1杯100円程度なのに対し、スタバなどのカフェで注文するコーヒーは200円から300円程度です。
同じサイズで量が極端に違うというわけでもありません。
では何に対してお金を払っているかというと、「場所」と「景色」ではないでしょうか?
程よく広い落ち着ける環境で、小さく音楽を聴きながら快適な空気の中、プロに淹れてもらった新鮮なコーヒーを飲むくつろぎに対し、お金を多めに出しているのでしょう。そして、立地によって視野に広がる素晴らしい窓からの眺めも、楽しませてくれるものの一つです。
店内デザイン商品レイアウト
店の中に目を移せば、木造を基調に落ち着いた壁の色と壁紙のコーディネーション、ピンと張られたテナントのカラフルな色彩、コーヒ豆を封入する鮮やかでシックなパッケージのデザインなどが、目から染み込んでココロを安らげてくれます。
目の前に置かれた、琥珀色のコーヒーの表面に映る、天井の照明の揺らぎまでが、まとまった一つの景色を構成するパズルのピースのようです。
スタバ(^o^)
・ベイクドアップルフラペチーノ
・チョコレートチャンクスコーン
・ストロベリー&クッキーチーズケーキ
・石窯フィローネグリルドビーフ&ホースラディッシュ
スタバで普通の食事初めて
割とお高い気がするけど、場所代かなー pic.twitter.com/0vWS4hrOLE— とまぽん (@tomapon823) 2016年12月8日
個人から仲間のために
個人としてプライベートの安らぎに利用する他にも、ソファーや1枚板のテーブルなど、さまざまな種類の席が用意されたスターバックスコーヒーなら、仕事の話も進めるに都合が良いかもしれません。
店舗による違いはあるものの、話し声やカップのぶつかる音が混ざり合う店内では、聞かれてしまっては困る仕事上の話が、程よい雑音があるおかげで、出来る環境にあります。
人と人とがその時の場所を作り合う
さらに、スタバの店内を構成するものは、それぞれの客同士だったりします。
静かに本を読む人、自習する学生、談笑する仲間、カップル、ワイシャツの襟をゆるめて語り合う仕事仲間、居眠りする人、などが、一期一会のその他大勢の他人同士の中で、エトランゼのような開放感を各自に与えてくれるのです。
その雰囲気が自分には合わないという人には、また別の場所がどこかにあるでしょう。
場所というものはどこにでもあり、同じ場所でも人によって評価はさまざまに分かれます。
自分自身で、誰もが場所を選ぶ自由を持ちます。
そして好みは、同じ人でも時期によって変わるものです。
日本に寛容をつくりたい。
公務員がスタバでコーヒーを買ってても怒られないし、暇な店員は訪れた友達とだべっていればいいし、LGBTも夫婦別姓も安楽死も自由に選べて尊重されるし、赤ちゃん連れの母親は周りから気軽に手助けしてもらえるし、駅前では自由に歌を歌える、
僕はそんな国に住みたいです。— 森一貴 (@moririful) 2018年7月3日
スターバックスというブランド
30年前ならお茶を入れて飲む文化が主流だった日本人が、急に全員コーヒー好きになったようには思えません。
スターバックスに限らず、これだけたくさんの日本人がカフェに押し寄せる理由は、コーヒーの香りや味そのものだけにあるわけではないでしょう。
コーヒーの味に加えて、店の雰囲気を買いにやってくるのです。
それを、スターバックスは知っています。
長居するのは、スタバの戦略が巧みである証拠。
快適に逆らうのは難しいことですから、おとなしくくつろぎの時間に浸らせてもらうことにしましょう。
水からじっくりと抽出した #コールドブリューコーヒー から新たに「ムースフォーム ヘーゼルナッツ」が新登場。ヘーゼルナッツシロップの香ばしさが優しく広がるモチモチのミルクフォームは、なめらかな口あたりのコーヒーと相性ぴったりです✨https://t.co/XQ4zAEXTlp pic.twitter.com/euJT7iKPqh
— スターバックス コーヒー (@Starbucks_J) 2018年7月3日
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