キャッシュレス化の流れはカードからQRコードへ
アメリカや中国で大きく進んでいる、現金を使わない決済方法「スマホ決済」。
QRコードを利用したもので、アプリでダウンロードしたQRコードを支払い時に読み取らせ、紐付けしておいたクレジットカード経由で支払うものです。
今回は、QRコード決済の利便性と危険性について考えてみようと思います。
うーん、結局1つに統一はされないみたいですね、QRコード決済の規格。メガバンク3社は協調路線だけど、ゆうちょ銀行だけが独自路線っぽい。
ほんと自行の利益を優先して、日本経済全体の足を引っ張るのやめてほしい。1つで良いんですよ、1つで。https://t.co/IQtbp4cwgK
— クレジットカードの読みもの (@cardmics) 2018年5月19日
キャッシュレス化の利便性
買い物に現金を使わない時代が到来しつつあります。レジの前で細かい小銭を用意しなくても一瞬で支払いが完了します。
煩わしい現金払い
キャッシュレス化の流れに乗って、クレジットカード、プレペイドカードなどによる支払いが増えました。
そして今、さらに時代の先を行く支払い方法に、スマートフォンにダウンロードしたアプリを使って行うQRコード決済があります。
QRコードで決済を済ませることには多くの利便性が期待でき、同時に危険も潜んでいます。
LINE Pay
国内での登録ユーザー、2017年の段階で3000万人を超えるLINEPay。
便利な機能を多数備えています。
クレジットカードの情報と紐付けすれば、アパレルのZOZOTOWNや、ネット書店のhontoなどのネット通販に利用できます。
リアルでも利用できる店舗も増えました。
和民でも使えますし、セイジョー、セガミ、メガネスーパーでも使えるようです。
友だちとランチの割り勘も、全員で支払い担当に自分の代金をLINEPayで送れば、1人が一括して支払えば済みます。
メタップス 2月の時どうだったか
載せておきますね
2018年02月27日13時35分メタップス—後場急伸、3メガバンクがQRコード決済参入との報道で関連物色
<6172>
後場急伸。三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>の3メガバンクグループがスマートフォンで…https://t.co/DI6l7QE0iH pic.twitter.com/1SQ0ioyYSr— smoking! (@hissatukansinin) 2018年5月16日
具体的な利便性
現金を持ち歩かないため、荷物が軽くなります。
財布を盗まれません。
小銭が減るため煩わしさから解放されます。
決済に使用したスマートフォンに自動で家計簿が作成される、などの利便性もあります。
買い物履歴などの情報流出を嫌う向きは多くありますが、自分の傾向を把握させることでクーポンの発行や品揃えに自分の嗜好を反映してもらうこともできます。
【新・お金の答え★発売中】電子決済が急速にひろがった中国では、WeChat Payとアリペイという、IT企業が運営する決済取引が社会のすみずみにまで浸透。自動販売機ももちろんQRコードで。 pic.twitter.com/P6sbNjE5ZD
— BRUTUS (@BRUTUS_mag) 2018年5月20日
キャッシュレス化の危険性
利便性が受け入れられ、世界の様々な地域でQRコード決済は普及しています。
しかし、その危険性についてはあまり語られていません。
【台湾の銀行、ブロックチェーンを応用し取引数が4倍に】
🐱ブロックチェーン技術を使った決済サービス
🐱1秒以内の決済速度を実現
🐱利用者数が開始2週間で4倍に増加
🐱国立政治大学の学生を対象利用者はアプリLuckyPayをダウンロード
→提携店舗のQRコードを読み取る
→スマートフォンで決済可能— ネコでもわかる暗号通貨 (@nekowaka_pj) 2018年5月16日
お金が見えない
電子データとしてのお金ですから、スマートフォンの画面に表示される数字だけがお金の指標となります。お金を使ったという自覚が薄くなる傾向にあります。
それが使い過ぎにつながることがあります。
しかし、お金はその起源から単なる概念です。
紙幣が誕生したときも「こんな紙切れ」との声に反応して日本銀行の印を入れ、100円札なら100円の価値を付けたと言われます。
電子データの情報に金額の概念が育てば、使い過ぎも減っていくでしょう。
経済産業省の取り組み
キャッシュレス化は世界的な流れです。
先進国のなかでも日本のキャッシュレス化は低い水準にあり、乗り遅れていると言っていいでしょう。
経済産業省は「クレジットカードデータ利用に係るAPI連携に関する検討会」を発表しました。
うーん、結局1つに統一はされないみたいですね、QRコード決済の規格。メガバンク3社は協調路線だけど、ゆうちょ銀行だけが独自路線っぽい。
ほんと自行の利益を優先して、日本経済全体の足を引っ張るのやめてほしい。1つで良いんですよ、1つで。https://t.co/IQtbp4cwgK
— クレジットカードの読みもの (@cardmics) May 19, 2018
キャッシュレス社会を進めるために
キャッシュレス社会が進むことで、現金を大量に流通させる必要がなくなります。
銀行も大型のATMを何台も設置する必要はなくなり、小売店では強盗などの犯罪の抑止に繋がるでしょう。
消費者の買い物履歴を把握し、そのデータを今後の経営方針に使うこともできます。
便利という点でキャッシュレス化は好ましいことです。
しかし、デメリットにも目を向けなくてはなりません。
電子データのお金、スマホがウィルスに感染したらどうなるの?
スマホが破損しても中のお金は大丈夫なの?
これらの心配はすでにクリアされているのかもしれませんが、こういう細かい不安を取り除くことが、さらなるキャッシュレス社会の進展に必要とされるのではないかと思うのです。