藤井聡太新七段
藤井聡太六段が本日、船江恒平六段と行われた第31期竜王戦5組ランキング戦準決勝で勝ち、「六段昇段後竜王ランキング戦連続昇級」の昇段規定を満たし、七段に昇段しました。
15歳9カ月での七段は史上最年少。
これまでの七段昇段最年少記録は、すでに現役を引退している加藤一二三九段(78)の17歳3カ月でした。
【#将棋 ニュース】
勝てば史上最年少七段!藤井聡太六段が対局中/将棋・竜王戦5組ランキング戦|AbemaTIMES https://t.co/Cv2pawUsi7 #AbemaTV #藤井聡太 #最年少 #竜王戦— AbemaTV将棋ch@名人戦無料生中継 (@abematv_shogi) 2018年5月18日
4カ月たらずの3回昇段
藤井六段は、四段だった当時の今年2月1日、名人戦順位戦C級1組への昇級を果たし中学生で五段に昇段。
同月17日には朝日杯将棋オープン戦で優勝し「五段昇段後全棋士参加棋戦優勝」の規定にもとづき六段へ昇段しました。
本日の対局でさらに昇段を決めた藤井聡太新七段は、まだ5月ながら今年だけで3回の昇段を果たしたことになります。
【第31期竜王戦5組ランキング戦】本日10時より船江恒平六段(先手) vs.藤井聡太六段(後手)の対局を生放送中です。解説開始は12時40分から 郷田九段|塚田女流1級です。
勝者は5組ランキング戦決勝に進出します。藤井六段が勝利すると史上最年少で七段昇段となります。
●視聴→ https://t.co/BDQbmNGDsu pic.twitter.com/5eAvunJGxL— ニコ生公式_将棋 (@nico2shogi) 2018年5月18日
戦型
先手の船江六段は、オーソドックスな棒銀を採用。
脅威といえる存在となった藤井六段に対し、多くのプロ棋士がこれまでさまざまな作戦をとってきました。
そのような中にあって、意表を突くほどの素朴な棒銀。
新鮮でもあり意外でもある序盤の戦型から、さらに船江六段は居玉のまま、囲いもそこそこに棒銀特有の攻撃一辺倒で突進しました。
中盤まで優劣の判断が難しい熱戦となりましたが、終盤に藤井六段が優勢を広げ、藤井六段の勝ちとなりました。
同時に、日本将棋連盟が定める「六段昇段後竜王ランキング戦連続昇級」の昇段規定を満たし、七段への昇段を決めました。
【藤井六段 昇段かけきょう対局】
この春、高校生棋士となった将棋の藤井聡太六段が、18日、七段への昇段をかけた対局に臨みます。勝って七段になった場合、最年少記録を61年ぶりに更新します。https://t.co/qemujgWiAY— NHK科学文化部 (@nhk_kabun) 2018年5月17日
八段の条件
このまま竜王戦本戦トーナメントも勝ち進み、挑戦者となって羽生竜王から竜王位を奪うと八段となります。
八段への昇段規定はその他に、
名人戦順位戦A級昇級
七段昇段後公式戦190勝
などがあります。
または、タイトルを3期獲得すると九段となるため、名人、竜王以外のタイトルを複数回獲得し九段になる可能性もあります。竜王は2期で九段、名人は挑戦者として在籍するA級ですでに八段となっているため、1期で九段となります。
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