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感動必至!往年の名作マンガ、オススメ4選!

「ワンピース」や「ジョジョリオン」など、予想外の展開や刺激で興奮する空想的な面白い漫画本が人気を誇っています。しかし、そのような本ばかりあり、飽きてしまった事はありませんか?

今回は、過去に連載された名作マンガの中から、私がおすすめする感動作品を紹介をします。

鎌田洋次「タンブリング」

主人公(千波みなも)は小さい頃から運動神経が優れており、自分の好みに合う「ジュニア女子体操クラブ」に入団をしたくて、コーチに頼み込むも断られてしまう。
それでも熱心に頼み込むみなもが持つ熱意にコーチは入団テストを言い渡す。
みなもは後に、鉄棒で「みなも宙返り」という新技を編み出す。

「千波みなも」の強い精神と、「体操」にかける熱心さが実に素晴らしいかったです。みなものこれからの展開を知りたくて、読むのが止まらなくなるほど面白い作品でした。

岩重孝「ぼっけもん」

鹿児島育ちの主人公「浅井義男」が高校を卒業し、上京して働きながら大学に通う中の「人付き合い」や「恋愛」などの波乱万丈を描いた作品。

頑固者で乱暴だが温かな心を持つ主人公の言動がとても人間臭く、読んでいく内に彼の気持ちが自分の心にしみてきました。
昭和当時の純情な生活風景が描かれた、人と人との間に生まれる暖かい絆にとても感動しました。

井上正治「マラソンマン」

主人公「高木一馬」は、昼間から酒を飲み、主人公の授業参観にも来ない、だらし無い父と、2人で住んでいた。
しかし、別れた妻から主人公の養育権をもらう裁判沙汰となってしまい、今の状態の父には勝ち目はなかった。
ある日、主人公は物置から、父がマラソン選手時代の写真が飾られたアルバムを見つけ、栄光に輝く昔の父の姿に感動し、泣きじゃくりながらマラソン選手に復帰するよう父に頼み込む。
父は息子を失わせたくないために、一からマラソンの練習をしていく。

父が大好きな主人公と、息子を失いたくない父が決意するマラソン復帰の2人の姿はとても感動的でした。
死ぬほど苦しいマラソン練習を必死に応援する主人公の気持ちに「ジーン」と心を動かされる次第です。

小山田いく「ウッド・ノート」

鳥を撮るのが好きな転校生の主人公「唐須 一二三」。
転校先にある山でバードウォッチング部の部員と会ったのがきっかけで入部する。
鳥たちにストレスを与えさせない主人公の優しい言動に部員たちは引き込まれていく。

読んでいく内に、鳥への愛情や自然に気遣う主人公の気持ちが伝わっていくような優しい気持ちになって行きました。
鳥類やカメラの撮り方がわかりやすく描かれている所に、原作者のこだわりが伝わってきました。

昔は、現代的な感動を与える、人を育てていくような漫画本が主流となっていました。
現代にはあまり無い要素があるので、たまに読むと隠し味のような面白さが味わえて、私はよくそれにハマります。そういう訳で、古本屋は私の宝庫となっております。

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