昨年、トヨタ自動車が販売を開始した新型のタクシー車両「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」をご存知でしょうか?
天文館などの鹿児島市内の繁華街でも早速活躍している姿を度々見かけます。
今までのタクシー車両と比べてどこが変わったのか、皆さんも一緒に見てみましょう!!
タクシーでJPN TAXIの話振ったらしゃべるしゃべる。最終的にはお互い乗ったことないから乗らないとわからないですねって話になった。当事者からすればトヨタ様がLPGの車種をJPN TAXIで提供するようになるだけのことらしい。
— O2K (@o2k1985) 2018年3月5日
「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」とは?
日本国内で走っているタクシーといえば大半、車種で言いますとトヨタ自動車の「コンフォート」もしくはその姉妹車である「クラウン・コンフォート」が今まで使用されてきましたが、昨年の5月25日をもってすでに販売終了を迎えていました。
これらの「コンフォート」姉妹と入れ替わる形で今回、発売を開始した新型タクシー専用車が「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」です。
東京五輪が開催される2020年を見据えて開発された、子どもや高齢者、障害者、訪日客でも乗り降りがしやすく、運転者である乗務員にとっても快適なユニバーサルデザイン仕様の「おもてなしの心」溢れるタクシー専用車です。
トヨタのステレオタイプなタクシーと言えばやっぱしこれらだわさ。
トヨタ自動車東日本は
● #クラウンコンフォート
● #クラウンセダン
● #コンフォートの御三家はもとより、#センチュリー も生産終えてしまい東富士工場成り立つのか?。
例の #ジャパンタクシー は作ってるみたいですが…。 pic.twitter.com/t45lILrnR1
— 平原みなみ 大好き! (@Minami_Hirahara) 2018年2月6日
ユニバーサルデザインへの徹底ぶり
「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」は一見するとロンドンのタクシーに似たデザインですが、日本ならではの「おもてなし」が随所に散りばめられています。
今までのセダンタイプからミニバンタイプに変わったことで広い車内空間が確保され、誰でも乗り降りがしやすいように大きな間口の電動スライドドアや「低床フラットフロア」、手すりなどの装備もあります。(中には、スマホの充電用USB端子といった装備も…。)
その上、利用者だけではなく、ドライバーが働きやすい環境も考慮されており、豊富な収納スペースや空調などといった機器の操作位置の工夫がされています。これぞ、真の「ユニバーサルデザイン」ではないでしょうか?
トヨタの新型タクシー【JPN TAXI】に初めて乗ったんだけど、これ見た目が可愛い上に 設備が良い🚕🎉✨
充電ケーブル付いてたし、USBポートが一口プラスでついてる。
シートヒーターまでついてますやん🤩
しかもシートベルトの受け口がLEDライトで光るので、とても見つけやすい🙏
これは快適ッ🚕💞 pic.twitter.com/opQLpOh395— 石川文菜 (@Bun_ayana) 2018年3月5日
車いすでもそのまま乗り込める!!
中でも注目すべきは、車いすに乗ったままスライドドアから乗り降りが可能なデザインに仕上がっている点です。
車いすのまま乗り降りができる福祉車両はありますが、ほとんどが車の後部ドア(バックドア、テールゲートとも)からスロープやリフトで乗り降りするタイプです。これだと路肩などに駐車の際、車いすの利用者は乗り降りの度に車道側に出る形になるので、危険を伴う場合も少なくありません。また、別の車に後ろを詰めて駐車されるとドアの開閉ができず、乗り降り自体も困難になります。
一方、「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」はスライドドアの間口の広さと低床設計により、車椅子でもそのまま楽々とスライドドアからスロープで乗り降りが可能です。道路の車道側にわざわざ出る必要もなく、歩道側に直接乗り降りができます。今までありそうで意外となかった装備ですね。
【JPN TAXI お披露目】
ユニバーサルデザインタクシー「JPN TAXI」を伊豆箱根交通株式会社さんが導入され、東部エリアで運行を開始するにあたり、市役所前でお披露目が行われました!
高齢者、妊娠中の方、車いすを利用する方等に優しいこの車、タクシー利用の際の選択肢が増えて嬉しいですね!o(^-^)o pic.twitter.com/fNGuPDY4hU— 沼津市役所 (@Numazu_city_PR) 2017年11月27日
まさに「ニッポン」らしいタクシーだ!!
タクシーといえばLPG(液化石油ガス)というガスを燃料に走行しますが、「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」はそこに日本のお家芸とも言えるトヨタ自動車の「ハイブリッドシステム」を組み合わせた新開発のLPGハイブリッドシステムを搭載し、低燃費とCO2排出量の大幅な低減を実現しています。また、事故の被害を回避・軽減できる自動ブレーキも標準装備で、環境にも優しく安全装備も充実しています。
ボディカラーには、古くから日本を象徴する色として愛用されてきた、東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムのベースカラーにもなっている藍色「深藍」が取り入れられています。
伝統が深く高級感もある「深藍」のこの色は、日本の風景や街並みにも美しくマッチすることでしょう。
バリアフリーで人に優しく環境にも優しく、街並みにも調和するタクシー「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」。
まあ、こんなにも「おもてなし」の心が詰まったお車が今まであったでしょうか…。
【緩募】JPN TAXIの濃藍を美しく撮る方法 pic.twitter.com/p4u5td4ISk
— あすてろーぺ (@volvo_asterope) 2018年3月11日
新型タクシー車両の「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」について見ていきましたが、これから活躍の場が広がっていくことを期待したいですね。
また、「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」が活躍していく中で、見つかった利点や課題点が、他の福祉車両などにも反映され、誰もがより使いやすい車がもっと増えてくれると本当に助かりますね。
車いすでもスライドドアから直接乗り降りができる機能は、特に欲しいです!!(個人的に)
「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」について気になるという方はぜひ、”お・も・て・な・し”を受けてみてはいかがでしょうか?
via:ねとらぼ
via:日本経済新聞
via:Autoblog 日本版
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