前編からしばらく経ちました。今回は後編です。3月11日のTOEICを受験した方や、これから4月あるいは5月のTOEIC、6月の英検に挑戦しようと思っている方も多いかもしれません。
さらに、新年度の始まる中高生、小学校高学年の児童生徒の方にも英語を学ぶ意欲にあふれている方もいるでしょう。
※「新年度から「英語」を始める人に少しだけ伝えたいこと(前編)」(前編へのリンクです)
社会人であれば、海外部門や、外国語を扱う部門などでの勤務を希望される方もいらっしゃるかもしれません。国内だけの学習が、留学や海外での勤務に比べ不利であることは否定しませんが、国内だけの学習で高い英語力を身に付けた学習者も大勢います。
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— ジャンボ (@jumboOrNot) 2018年3月6日
学習成果は二次関数のグラフのよう
英語学習には、スポーツのような側面があります。
知識を抱え込むにも、まずはその容量を作るための訓練が必要となるのです。
それは短時間で出来上がるものではなく、神経細胞を構築するための気の遠くなるような訓練の繰り返しによって手に入るものです。
具体的な学習方法をここで書くのは簡単なことかもしれません。
しかし、インターネットを使えばいくらでも学習情報や無料のコンテンツが入手できる現在、それはもはや必要とされないことかもしれません。
Although the world is full of suffering, it is full of the overcoming of it.
世界は苦しいことでいっぱいだけれども、それに打ち勝つことでもあふれている。
Helen Keller
— 英語学習帳 (@aukyme) 2018年3月2日
突き詰めて言えば、英語学習とは英語用のニューロンを構築するだけの単なる脳の訓練です。
それを実現するために必要となるのは「時間と量」のともなった脳への負荷。
コンテンツはできるだけ日本語を介さないものが良いでしょう。
あたり前かもしれませんが、英語学習は「上級者ほど簡単」にできます。
あたり前?と思う方もいるでしょう。
上級者がさらに上を目指すための学習や訓練だって、もちろん難しいのですが、このレベルの学習者であれば自分なりの学習方法を確立している人がほとんどです。
なので、そこからさらに積み上げる作業は本人にとっては比較的容易なものです。
逆に、初心者であるほど、学ぶ内容は初歩的なのになかなか上達できないものです。
その理由は、初心者であればあるほど、習得するための取っ掛かりが少ないからです。
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https://t.co/wp270VLHTp— 人気・トレンドまとめ配信@相互フォロー (@shinopi508) 2018年3月6日
プラトーは絶好のチャンス「あきらめないで!」
二次関数のグラフを覚えていますか?
楕円を半分に切ったようなお椀状の形をしたグラフです。
「0(原点)」に近いほどグラフの上昇は緩やかで、xの値が大きくなればなるほどyの値が急激に伸びていく、あれです。
英語の上達曲線もそれと似ているのです。
だから、なかなか成果が出なくても努力をやめないでください。
するとほとんどの学習者には「ブレイクスルー」がやってきます。
それまで、何をやっても現状維持だったプラトー(plateau・高原状態、横ばい)の殻を破って上達するのです。
これが、語学習得を達成したときに体験するブレイクスルーです。
上達曲線は1次関数のように直線ではありません。
停滞期もありますが、語感に耳が慣れてきたらチャンスなので少しでも英語漬けの環境に多く身を置きましょう。
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学習の楽しさとは「充実感」
お金があって時間も自由にあるという方は、何らかの形で海外に長期間生活するのが一番です。
留学でも、仕事でも、何でも。
しかし、多くの学習者は日本に住んで日本で働かなけらばならない人がほとんどです。
そこで、英会話スクールに通ったり、本やDVDやインターネットの配信などを使って、生の音声で練習します。
でも、そのような根気強い学習をたった1年でも続けられる人はほんの僅かで、ほとんどの人が断念していきます。
きっと、楽しくないのでしょう。
学習方法にもさまざまあって、高い学費を払って英会話スクールに通える人ばかりでもありません。
留学にしても、社会人でそんなこと出来るのは収入が十分で時間的に都合のつくごく僅かな人。
学生であっても必死にお金を貯めた努力家か、裕福な両親から援助を受けられる一部だけが出来ることでしょう。
2週間程度の語学留学なら比較的安価でパックもあるくらいですから、学生ならお金を自分で貯めて活用できそうです。
でも、語学習得のためには語学留学はほとんど意味ないです。
学位の取得を目的に何年も学習するものでなければ、留学という名のおしゃれですね。
ネトフリだと、英語音声に英語字幕をつけられるので、英語学習にぴったりだと思うんだ。
英語音声だけだと、雰囲気リスニングで聞き漏らしているところを、字幕で確認できるのは、大きいぞ。— トレコ (@Ashley_Mayfair) 2018年3月7日
楽しいというのは、笑顔にあふれてキラキラ輝く苦痛のない世界ばかりを指すわけではないでしょう。
どんな職業の人であっても学生でも、何が楽しくてやっているかといえば何より「充実感」で、それが忘れられなくて日夜、自分から困難に飛び込んで、学習しているのだと思います。
精神論は嫌いですか?
精神力ではシナプスは構成されません。
だから、精神力そのものを語る意味はありません。
英語学習とは単に、語学に必要なニューロンの構築作業に過ぎず、学習には時間と量がかかります。
根気がいるのです。
語学力習得のカギは、根気つまり「精神力」で、成し遂げる人というのは精神力を維持していく才能に溢れた人です。
何を学ぶにしてもまずスクールを探し、教わることから発想し、何十万円も払って飛び込んでいくだけの人は、実はあまり語学学習に向いていないのかもしれません。
もちろん、その場所を徹底的に使い倒して上達に貪欲な人なら、元を取ることも出来るはずです。
でもそういう人はきっと、どんな環境でどんな方法で学習しても、同じように上達できるのだろうと思います。
地味なトレーニングほど、上達するものです。