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2024/12/10:フリーペーパーvol.105発刊!

ソフトバンクユーザ対象「吉野家牛丼並盛り1杯無料問題」その後

吉野家の牛丼並盛り1杯が無料でもらえる、ソフトバンク2月のプレミアムフライデー企画最終日が2月23日に実施されました。

2月2日に始まりさまざまな問題から圧倒的な不評を受けた同キャンペーンでしたが、2月9日の第2回からは引き換えクーポンを用意したり車両での来店に制限を設けたり、さまざまな手段を講じることで、吉野家は最終日まで全4回の企画をやり遂げました。

私はソフトバンクユーザーではないため、残念ながら牛丼の恩恵に預かることはできなかったのですが、店舗の側を通過するバスの中からチラリと様子を覗き見て「なんとかやり遂げたんだな」と、思ったのです。

キャンペーン内容

キャンペーンの内容は、以前こちら HIFUMIYO TIMES で書いた記事にもあるように、ソフトバンクが同社のスマホユーザーに、吉野家の牛丼並盛りを1杯無料で提供するというものでした。

第1回の2月2日、吉野家各店舗には予想以上の大勢の客が殺到したため駐車のトラブルや長蛇の列が発生し、近隣住民の平穏な生活が乱されるなどの弊害が起きました。

殺到した苦情に対し吉野家は謝罪文をアップし、ソフトバンクも9日以降のキャンペーンにおける注意点をホームページに公開するなどの対応をとるに至っています。

最終23日の様子

2月23日の最終日、気になって吉野家の側を通過するバスの中から店の様子を夜7時ごろ見てみると、駐車車両の問題も無いようでした。大勢のお客さまが整然と綺麗に縦1列となって、店舗の駐車場スペースに立ちながら待っていました。

明るい店内の様子に目を凝らしてみると、店外で1本だけだった列は受け取る列と引換券を受け取る列とに分けられ、それぞれ迅速にさばかれていました。少なくともこちらの吉野家では、滞りなくキャンペーン最終日を迎えたようです。

問題は2回目の2月9日以降と書いた理由

2月8日に公開した記事(ソフトバンクユーザー対象「吉野家牛丼並盛り無料」問題)で「問題は、2月2日の第1回「SUPER! FRIDAY」終了後にある」と書いたのは、ソフトバンクと吉野家を人間に例えて考えてみようと思ったからです。

人間である私たちも、しょっちゅう失敗します。
それを許したり許されたりしながら、互いに成長し合っていくのだと思うのです。

2日の事態を受けて以来、吉野家では当日の店員を十分に揃え、システマティックな確認・交換システムを構築し、迅速な客さばきを徹底して行いました。

同じミスを避ける努力に余念がなかったのです。

日本で店員という仕事に従事する人々が、世界中見回しても極めてサービス精神旺盛で優秀な店員であることは有名ですよね。それは、海外で買い物をしてみれば分かります。

とはいえ、サービス精神は仕事上の命令だろうし、ときに過剰な面も感じられますが、ストレスを感じさせない接客は徹底しています。「今、自分にやれって言われてもできない」と、コンビニなどで買い物するたび思います。

「そもそもソフトバンクのキャンペーンなのに謝罪するのは吉野家なの?」
と、疑問を抱きましたが、そういう犯人探しみたいなことは、やらない方がいいのです。

意に沿わぬ失敗をしてしまった人を徹底的に叩いて心に傷まで負わせるような風潮が、近年のネット社会には垣間見えます。

しかし、人の持つ可能性はそれを育てて自分の利益に供するよう働いてもらう方がはるかに建設的だし、長期的に見てもお得ではないでしょうか。

ソフトバンクの次のプレミアムフライデー企画は「サーティーワンアイスクリーム」のようですね。ソフトバンクユーザーもそうでない方も、今後こういったタイアップの企画は各社に拡大していくと思われますので、新しい挑戦として長い目で見てあげるようにしましょう。

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