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2018.7.10:フリーペーパーVol.28発刊!

ソフトバンクユーザー対象「吉野家牛丼並盛り無料」問題

2月の2、9、16、23日、ソフトバンクユーザー向け「吉野家牛丼並盛り1杯無料(25歳以下学生は2杯無料)」との「SUPER! FRIDAY」が企画され、その第1回が2日に実施されました。

通常380円の牛丼が無料になるとあって、店舗によっては長蛇の列ができ、来客の車両による交通渋滞も発生し、近隣住民からは苦情が寄せられました。

それを受けて5日、吉野家は自社ホームページに謝罪文を掲載するに至っています。

吉野家が謝罪、悪いのは誰?

渋滞や長い列による近隣住人からの苦情は、具体的にその場で商売をしている吉野家に向けられました。一方、サービスの提供元はソフトバンクですが、こちらも自社ホームページに謝罪というわけではないものの「SUPER! FRIDAY」に関する注意事項が掲載されています。

しかし、吉野家もソフトバンクも、どちらも悪いことをしたわけではありません。
どちらかと言えば、始めからやらないならやらないで済んだサービスをわざわざ提供してくれた訳で、ソフトバンクユーザーに限定すれば、恩恵に預かったと言っていいのではないでしょうか。

380円をどこか別で節約すればいいのに

本来なら支払うはずの380円をそのまま財布に残せるという点が、この無料キャンペーンの主旨となります。では、私たちは普段の消費生活のなかで、380円を節約する機会がそんなに他に無いのでしょうか?

タバコの本数を少なめにする、お菓子、ジュースなどを少しだけ減らしてみる、タクシーを1回だけバスや電車にしてみる、必要な食品を量販店でまとめ買いして節約する、など、今回のキャンペーンによらなくて380円を削る機会は生活のさまざまな場面にあるでしょう。

ましてや、競馬競輪競艇などの公営ギャンブル、あるいはパチンコなどで、投資をほんの少し抑えれば十分に浮く額です。

そもそも、380円がそんなに惜しいですか

何度も食事すれば高額になりますが、無料になるのはたった1杯(25歳以下学生は2杯)。
この無料キャンペーンの利用者がソフトバンクユーザーということは、ほぼ全員がスマホなどの使用量を毎月数千円程度支払っているということになります。

何年も累積すれば莫大な金額になるスマホ料金に対して、牛丼並盛り1杯380円が、そんなに熱狂するほどのものなのか?

もちろん、牛丼という食べ物は美味しいし私もよく食べます。そして、金額よりもこういうサービスを「イベント」として楽しんでいる方もいると思います。

しかしそれなら、住民から苦情が出るようなイベントであるなら、それに参加すること自体が嫌になりませんか。

いまだに高額なスマホ使用量

本当にキャンペーンを打ってくれるなら、スマホの月額使用量を下げてくれるのが一番ありがたいでしょう。でなければ、年間にどこかの月だけ、スマホ使用料から380円割り引いてくれれば、自分のお金で自由な日時に牛丼を食べに行けます。

ただし、スマホの料金設定に関しても、ソフトバンクは頑張ってくれている方だと思うのです。
これからも財布に優しい料金プランで、スマホの普及に貢献してくれるキャリアの一つだと思います。

これはタイアップなので、吉野家にとっても来客が「」あることに意味があるのでしょう。
だから、ソフトバンクも吉野家も、寒波が襲った当日に冬の寒さに耐えて列を作ったお客さまも、もちろん悪くありません。

近隣住人の方も、穏やかな生活が乱されてお困りだったろうと思います。
誰も悪くない。

前述の通り、380円を別の場面で無駄しないことも重要。
同時に、目の前にある380円を手っ取り早く得したいと思う心も、むしろ愛すべき人間としての本音です。

問題は、2月2日の第1回「SUPER! FRIDAY」終了後にあるのではないでしょうか。

謝罪文が掲載されるにせよ、なかったにせよ、2日に吉野家に訪れて長時間待たされた人も、その列のために迷惑をこうむった住人も、今後、次回9日の「SUPER! FRIDAY」で事態が改善しているなら「許し」、問題を必要以上に大きなものにせず、悪者を探し出してケリをつけようとしすぎないことが大事なのではないでしょうか。

2日の問題に関わった人も「そこまで根に持っている訳ではない」という方が大半だと思います。ならばなおさらソフトバンクも吉野家も、顧客との今後の良好な関係のために9日には事態を改善するはずです。

近隣住人の方々に迷惑をかけないようなキャンペーンの楽しみ方を、ソフトバンクユーザーの方々も心がけてくれるでしょう。

そして、本当に取り返しのつかない事態としての交通事故やその他の具体的なトラブルを防がなければなりません。

長く付き合ってきたのに、さまざまな事情が各自あるかもしれないから絶対とは言えないけれど、たった1回上手くいかなかったからといって、これでお別れにしてしまうのは、もったい無くはないですか?