中学生が全プロ棋士参加の棋戦で頂点に立ちました。117手でした。優勝です。
羽生竜王、広瀬八段といった2人の順位戦A級棋士をやぶって優勝しました。
たった16日間だけだった五段時代。
最年少記録が、新たにまたも樹立されました。
序盤の展開
序盤は相腰掛け銀に駒組みが進み、先後ほぼ同型。
準決勝の藤井、羽生戦とほぼ同じような進行でした。
この時点では同型だけにほぼ互角。
先後ほぼ同型の序盤、時計のトラブル
中盤に入りかけるころ、記録係のテーブルに置かれた持ち時間を示すタブレットが誤表示を開始し、手番では無い広瀬八段の時間表示が減っていきました。
広瀬八段が席を立って運営に知らせに行くような場面がありましたが、機材のメンテナンスくらいはしっかりしてほしいですね。
またはアナログの時計も並列して設置しておくくらいの周到さは徹底してほしいものです。
AbemaTVで解説を務めた谷川前会長も現場を目撃しており、広瀬八段が直訴せずとも自主的かつ適切な対応がなされるべきでしょう。
結果的に対処したから済むという問題ではありません。
対局者が不安を持った時点で、オフィシャルとしてはすでに失格です。
広瀬八段にとっては極めて気の毒なことです。
時計もはたして狂いなく戻されたのか不明でした。
1秒もずれてはならないのですから。
見事な優勝
それでも、藤井五段の優勝は素晴らしいものです。
時計やタブレットの問題抜きに、藤井聡太の新六段も素晴らしい。
おめでとうございます。
次はタイトルですね。
これからも藤井新六段の指し手を楽しみながら勉強します。
※2月18日23:00から、TBS、MBSで放送される「情熱大陸」に、本日の朝日杯準決勝に出場した羽生善治竜王と、囲碁棋士の井山裕太七冠が出演します。
藤井五段との対局があった本日の様子も若干紹介される予定とのことです。