人類が初めて、月へ着陸したとき。
テレビはリアルタイムでその模様を伝え、人々は釘づけになった。
時を経て今、わたしはツイッターからリアルタイムで宇宙から届く様子を見ている。
地球は青く、宇宙は輝いていた
きっかけはリツイートされてきた、若田光一さんのツイートだった。
宇宙から見る眩い東京の夜景です。5時間ほど前に通過しました。 pic.twitter.com/UKhFulsPfM
— Koichi Wakata (@Astro_Wakata) 2014年1月28日
美しい写真と添えられた文章、それがリアルタイムであることに感動した。
さっそくフォローし、若田さんを通じて宇宙や地球の美しさ、国際宇宙ステーション(ISS)での生活を楽しんだ。
特に若田さんが宇宙を離れる直前のツイートは、少しささくれ立っていたわたしの心にすとんと落ちてきた。
今日ISSを発ち、地球に帰還します。暗黒の宇宙に浮かぶこの青く美しい惑星が故郷であることを有難く感じます。半年間の滞在中応援有難うございました。 pic.twitter.com/UxcQba4PSi
— Koichi Wakata (@Astro_Wakata) 2014年5月13日
宇宙は大きい。
その宇宙に包まれていることを考えると、いまの状況を自分は超えられる!と強く思えたのだ。
(実際に超えられたかは置いといて☆)
大きな宇宙から、ひとりの小さな携帯へ
今も日本人に限らず、さまざまな国の宇宙飛行士が宇宙からメッセージを届けてくれている。
Всех, кто сегодня отмечает Рождество, поздравляю с праздником! Здоровья и благополучия! // Wishing a Merry Christmas to all those who celebrate it today! pic.twitter.com/oxsNSo2eo2
— Anton Shkaplerov (@Anton_Astrey) 2018年1月7日
時に物語的に、日記のように、理科の授業のように。
どの方の写真もとても素晴らしく、それぞれの感じ方や思いが伝わってくる。
現在、ISSで長期滞在ミッションを行っている日本人は金井宣茂さんだ。
夜更かしした金曜日の夜景撮影の自主訓練から、最後の一枚。
どうしても窓に反射した船内の移りこみが防げないので、いっそ…と。 pic.twitter.com/Kttl6pR9tN
— 金井 宣茂 (@Astro_Kanai) 2018年1月7日
みなさま、おはようございます。今日は重大なご報告があります。
実は、宇宙に着いてからの身体計測があったのですが、な、な、なんと、身長が9センチも伸びていたんです!
たった3週間でニョキニョキと。こんなの中高生のとき以来です。帰りのソユーズの座席に体が収まるか、ちょっと心配です。
— 金井 宣茂 (@Astro_Kanai) 2018年1月8日
無重力環境でしばらく生活していると、背骨の骨の隙間が開いて、身長が伸びるといわれています。人によっては、腰や背中に痛みを感じることもあるそうです。
ロシア人船長に「9cmは伸びすぎだろう?」と怪しまれたので、自分で簡易的に再計測してみたところ、だいたい182cm。地上より+2cmでした。
— 金井 宣茂 (@Astro_Kanai) 2018年1月9日
9センチにはビックリ!w
すこし前になるが、ISSで迎えた年末年始の様子も書かれており、おもしろい。
宇宙ステーションでも、無事に新しい年を迎えることができました。
ロシアの友人たちの、もてなしに感謝です。みんなでロシアの大晦日の定番映画「運命の皮肉」を鑑賞しました。元旦は、宇宙ステーションも仕事は休みなので、今夜は夜更かしです。 pic.twitter.com/RJmUuV7C4d
— 金井 宣茂 (@Astro_Kanai) 2018年1月1日
なんて壮大な映画鑑賞!
これが自分のはるか遠くから発信されていると思うと、不思議な気持ちになる。
遠い存在が身近に感じる、宇宙からのツイート。
ぜひ1度、読んでみてはいかがだろう。
ちなみに、NASAやISSはインスタグラムやFacebookのアカウントも持っている。
NASA:Instagram Facebook
ISS:Instagram Facebook
興味がある方は、そちらもぜひ☆