うつ病君とはだいぶ長いつきあいになりますが、コイツにはかなり凹まされました。

失ったものは数知れず。仕事に彼女、仲間、自信、信頼、夢、あと何だろう、とにかくいっぱい。

でも、彼と出逢ったおかげで良かったこともたくさんあります(最近気づいたけど)。

マイノリティの視点でものが見られるようになったり、素敵な仲間に出逢ったり、やりがいのある仕事をみつけたり、やるべきことの方向性が定まったり。

うつ病君のせいで失ったもの、彼のおかげで得られたもの。それを考えると、ま、プラスマイナス0、トントンかなと。

ここ一年、心も身体もフリーズすることなく過ごせているので、今のうつ病君とのつきあい方の一部を紹介しますね。

うつ病君を片隅に置く。

今まで「うつ病を治したい」という気持ちが強すぎて、「うつ病」に敏感に反応しすぎていました。

あれを食べると改善するとか、有酸素運動がいいらしいとか、あの薬が効くとか。そんな情報を全部キャッチしようとして、逆に疲れてダウンすることも度々ありました。

うつ病君は、脳の中にいるのか?心の中にいるのか?身体にはびこっているのか?正直わかりませんが、コイツを主人公にせず片隅に追いやることで、意識することが少なくなり、今までより楽に生活できるようになりました。

注意サインに気づく。

心の調子を崩す少し前って、「いい感じの自分」とはちょっと違った感覚、心がザワザワする感覚、そんな感覚ありませんでしたか?

これが、「うつ病君が顔を出そうとしているよ」という注意サイン。

僕の場合は、人の話がス~っと入ってこなくなり、批判的な意見を言いたくなる時と、普段ならさほど気にならない事でイライラする時は要注意!

彼に占領される前に対処しないと、僕は結構長い期間、無気力・無感動・無表情になってしまいます。

注意サインに気づいたら、深呼吸の数を多くしたり、海をぼ〜っと眺めたり、お気に入りのカフェで時間を過ごしたり…意識的にそんな過ごし方をして、心のザワザワを落ち着かせています。

自分の直感を信じる。

うつ病を何回も再発させている僕ですが、考え方次第では、人よりいっぱいうつ病体験をしている…うつ病の事を知っている…ことになりますよね?

主治医より、看護師より、臨床心理士より、相談支援専門員より。実体験では負けません。

再発するたびに自分を信じられなくなった時期もあります。自分の事が嫌いにもなりました。うつ病君を恨みました。

でも、クライシスからリカバリーする過程で、自分の感覚というか直感に従って躊躇なく動いていくと、なんとなくいい方向に向かっていくということを最近発見しました。

人それぞれ、うつ病になった原因も環境も違います。

同じような症状でも、一人ひとりに合う治療って違うように思います。

僕には薬物療法は合いませんでした。

だから、僕は、今もうつ病君とのつきあい方を模索しています。