ミスタードーナツのレジ近くに置いてあるパンフレットを、あなたは手にしたことがあるだろうか。
ダスキン愛の輪基金。
そのパンフレットを開くと、障がい者の未来が広がっている。
研修生とお会いして
先月、わたしは宮崎へ行き、ダスキン愛の輪基金の研修生とお会いする機会をいただいた。
パキスタン人の彼女は、自身の障害やパキスタンでの生活のこと、地震によって障がい者が増えたことなどを話してくださった。
特にわたしの話を引き出し、理解しようとする姿勢が胸に残り、すこしでも多くのことを吸収したい思いを強く感じた。
6月2日には、東京でその成果発表会も行われる!
ダスキン愛の輪基金のふたつの事業
ダスキン愛の輪基金は国際障害者年と決議された1981年、「人を育てる」「惜しみない愛を捧げる」という精神のもとに開始された。(ちなみに、ミスド創業10年の年でもあったそう。)
障がい者の社会参加と平等を目指し、地域社会のリーダーを志す障がい者を対象に、ふたつの海外研修を行っている。
そのひとつが今回お会いした研修生が参加する、「ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業」。
アジア太平洋地域に住み、地域社会のリーダーを目指す18~29歳以下の障がい者を日本に招き、障がい者福祉や文化を体験してもらうものだ。
彼女の日本語力にも驚いたが、来日後3ヶ月間は語学研修が行われたそう。(だけど、3ヶ月で!)
そして、もうひとつの事業が「ダスキン障害者リーダー育成海外研修派遣事業」。
こちらは日本に住む障がい者を対象にしており、応募方式は2通りある。
・個人研修 18~40歳まで。希望のテーマと研修先で、最長1年間の研修が受けられる。
・ミドルグループ研修 25~45歳くらいまで。障がい者の自立支援活動などに5年以上従事した経験があり、介助者や通訳を含んだグループでの応募となる。
行き先は実行委員会が認める諸国で、期間は1~2週間程度。
※どちらも費用として、上限4万USドルが支給される。
今日1月27日は、ミスタードーナツ「愛の輪一日チャリティ」の日♡売上の1部が「ダスキン愛の輪基金」に寄付されます。私も2010年この事業のサポートによりデンマークに留学させていただきました。今日はミスドのドーナツを買って応援してください☆
ダスキン愛の輪基金とは?https://t.co/PuQGiTFueW pic.twitter.com/4xCofD0i63
— 織田友理子/Yuriko Oda (@yurik00da) 2018年1月27日
私もダスキン愛の輪基金主催のグループ研修でイギリスに短期留学させていただきました。そこからたくさんのきっかけが生まれて、今の私がいます。最近障害者の社会進出が進んで来ていますが、その一つの支援としてダスキン愛の輪基金の活動があると思います。皆さんご協力をよろしくお願いいたします。
— 青木氏 (@i_love_shibainu) 2018年1月27日
愛の輪基金による、この研修は「リーダー育成」の他、いろいろな文化や考えに触れることで人間の可能性を高める「人間成長プログラム」も目的としている。
帰国後、研修員は得た知識や体験を生かして、大学教授や弁護士、自立生活センターの運営、パラリンピック選手などとして活躍しているという。
自分の未来は自分がつくる
研修生、そして自立生活運動に関わる方たちとお話してから、考えるのだ。
いまの生活は、これまでに訴え、働きかけてきた当事者の思いで出来ている。
自分と周りのためにわたしが出来ること、続けていくこと、さらに変えていけることはないか。
自分なりに出来ることを見つけていきたい。
そして、もっといろんな人とコミュニケーションが取れるよう、英語が話せるようになりたい!と心から思ったものだ。
ダスキン愛の輪基金は寄付や会費で行われており、ボランティア活動やイベントも開催している。
興味を持たれた方は公式サイト、またはパンフレットを手にとってみてほしい!
ぜひ、ドーナツを食べながら♪
今年4月からミスタードーナツ全店舗に点字メニューが導入されたそうだ。
ミスタードーナツと、ダスキン愛の輪基金が共同で作ったそうだ。墨字も書いてあるし、視覚障害者に限らず、誰でも使えるというのがいいと思う。 pic.twitter.com/Qes8Q7BISO— 青木氏 (@i_love_shibainu) 2017年10月22日
◎おまけ◎
宮崎駅に、車いす対応の券売機を発見!
残念ながら、わたしの身長はサイズが合わなかったが、うれしい対応♡
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