総務省によると、日本人のスマートフォン保有率は2016年時点で70%を超えています。
なかでも13歳〜19歳の学生世代や20代〜40代までの若中年世代だけなら80%〜90%を超える勢いです。最高は20代の94.2%となっています。
いよいよ発表(´∀`)ノ
AIプロセッサー内蔵、新世代スマートフォン
「Mate 10 Pro」#RealAI #mate10pro pic.twitter.com/1VExGVbY9T— Huawei Mobile (JP) (@HUAWEI_Japan_PR) 2017年11月28日
多機能がもたらすもの
スマートフォンは絶え間なく進化を続け、通話やメール、LINEなど通信機能の他に、スケジュール帳、カメラ、動画撮影、地図、GPS機能、お財布機能、計算機、万歩計、ストップウォッチなど、その他数え切れないくらい様々な機能を備えています。
今後、さらに多くの機能を備えた機種が現れてくるでしょう。
そのスマホを自宅に忘れたまま家を出てしまうと、とても不安で仕事が手に付かない人も多いと思います。
それは、まだガラケーと呼ばれるフィーチャーフォンが携帯の主流だったころ、すでに日本人の多くが抱えていた症状とも呼べるものです。
【28日深夜・再】インターネットにつなげてスマートフォンなどで遠隔操作できる、注目の最新家電。でもそれが不正に操られ、犯罪に悪用されるリスクが見えてきた。
あなたの家電を守れるか?[総合] #NHKスペシャル https://t.co/ivhQxCqTJU— NHKドキュメンタリー (@nhk_docudocu) 2017年11月28日
貴重な空白の時間
いざ本当に携帯を忘れてしまって、事情があって取りに帰ることも出来ないような場合、少なくともその日だけは無いならないでやっていくしか無いわけです。
そして一日が過ぎていき、夕方ぐらいになるとスマホを持たない状態にも人は随分と慣れてきます。
もちろん、社用の電話まで自分の携帯でやり取りするなどといった事情がある場合「忘れたけど我慢する」では済まされません。
しかし、社用の通話には会社の端末が用意されることも多いだろうし、スマホ無しで乗り切るのもそれほど難しいことでは無いのかもしれません。
今日は全然ダメ
冷たい雨だしスマフォは家に忘れるしswitchは最後のポチで弾かれるし— an chu ♥ (@subid0721) 2017年10月19日
便利なだけに悩みも尽きない
緊張して待つ仕事の電話もあるだろうし、なかなか連絡がつかない人からの着信を待つ場合もあるでしょう。いつも手元に便利な端末があるばかりに、発信を躊躇している連絡先が気になって仕事が手に付かなかったり、目の前にいる相手の話に集中できなかったりすることもあるでしょう。
自分で手間をかける必要がなく、便利で細かな欲望まで安易に満たしてくれる、安上がりで刹那的なガジェットであるスマートフォンは、現代人にとって「煩悩の象徴」なのかもしれません。
だからこそ、持つと悩みが増えるのでしょう。
煩悩とは、つまり欲ですから。
私はスマートフォンを持っていません。別に持っていなくても不便と感じたことは特にないです。ただLINEできる端末を持ってほしいと言われることがあるのが鬱陶しく感じています。そのためだけに高い金を払ってまで機種を変えたくはないです。
— 未熟な浅学者 (@asai_hukai) 2017年10月22日
不便は人生をシンプルにします。できることの選択肢が狭まるだけ、迷いは減ります。
「知らない権利」とでもいうのでしょうか。
「オフラインであること」の価値とか、「知らない」権利とか「気づかせられない」権利とか。
常時接続な世の中になったからこそ、地味に大事な気はするのです
— たけもと きょーすけ (@izmit777) 2017年5月23日
自分にとって重要なことだけに集中するので、仕事や学習などの成果はより高いものが見込めるはずです。スマホを使えば簡単に出来ることが出来ない、というのは、短期的に見れば悔しい思いをする機会が増えるに違いありません。
それでも、絶え間なく慢性的な焦燥感にかられ、自分の追い詰められた感情にさえ気付くことのできなくなった人を救う方法があるとすれば、それは、
「環境を少し不便にする」
ことではないでしょうか。
現代における便利な道具の代表格、スマートフォンから、30分でいいから自分を解放してみましょう。自分にとって大切なことがなにか他にあることに、気付くかもしれません。
茶室も断捨離も大切なことは、不便を味わう事だ。
無いと不便、狭いと不便。
その中で、有難味を味わうことだ。
欧米文化の象徴、米國も拡大の一途を辿って来たが、
文明の行き詰まりから、日本文化を学んでいる。
大和魂を教えられる人がいるかは、別にして😎! pic.twitter.com/uzbW3a0COh— 小さな真実の扉 (@prophet_eagle) 2017年11月20日