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2024/12/10:フリーペーパーvol.105発刊!

冬の全国高校サッカー選手権、帝京、国見、鹿児島実業がなかなか出場しない…。

毎年冬に開催される全国高校サッカー選手権大会、去年は青森山田高校が全国制覇を成し遂げました。今年も2連覇を狙って勢いに乗っています。過去には高校サッカーの強豪校であった「帝京」「国見」「鹿児島実業」といった名門校がなかなか出場できていません。今年もこの3校は県予選敗退しました。

過去の大会では優勝候補に挙げられた3校

東京の名門校「帝京」。あのブラジル代表の着ているユニフォーム「カナリア色」(黄色)で有名で、過去の全国選手権では、出場すればほぼベスト8以上に勝ち残り、優勝6回も成し遂げている強豪校です。

ですが、最近の東京代表に帝京の名前が出てこないのが寂しいです。高校サッカーファンはあの「帝京魂」と呼ばれるサッカーを全国の舞台でまた見てみたいのです。

そして長崎の名門校「国見」。大久保嘉人選手や平山相太選手など数々のJリーガーが誕生しました。国見高校も過去の全国選手権では優勝6回と帝京高校と並んでトップです。

国見高校は名将と言われた小嶺忠敏総監督が2007年に長崎総合科学大学附属高等学校のサッカー部総監督に就任してから、全国選手権に長崎代表「国見」高校の名前が出てきません。

長崎総合科学大学附属高等学校は九州の強豪校にまで強くなり、九州大会では福岡の名門校「東福岡」高校に勝利したり、プリンスリーグ九州でも圧倒的な強さを見せて長崎代表は国見1強の時代が終わりつつあります。小嶺監督のサッカーは本当に凄いんですね。

あと1校が鹿児島実業高校。赤いユニフォームでおなじみ、城彰二さん、前園真聖さん、遠藤保仁選手、松井大輔選手など数々の名選手が育ちました。優勝も2回、準優勝も3回と好成績を残しています。

この3校を冬の全国選手権で観るのも1つの楽しみでしたが、なかなか出場できずに低迷しています。

九州は強いというイメージがあった

高校サッカーは以前「九州勢が強い」とも言われてました。ほとんどベスト4以上には九州勢が残る大会がたくさんありました。

過去の九州の名門校と挙げるとすれば東福岡高校、長崎県の国見高校、熊本県の大津高校、鹿児島実業高校、宮崎でも鵬翔高校が全国制覇を成し遂げています。

鹿児島は神村学園、鹿児島城西の2校が強くなった

僕の住んでいる鹿児島県では以前「鹿実サッカー1強」と呼ばれていました。今年の8月11日に亡くなられた松澤隆司総監督の元、全国制覇を2回も成し遂げました。

逆に鹿児島実業が全国大会で1回戦負けとなると、全国ニュースでも「波乱が起きました」と言われるほど鹿実サッカーは強かったのです。

2005年の全国選手権、滋賀県の野洲高校に敗れ準優勝となってから鹿児島代表には「神村学園」「鹿児島城西」がJリーガーに内定する選手も多くなったこともあり、2006年以降この2校が鹿児島代表として出場しています。

プロ入りが内定している注目選手が、鹿児島実業よりも神村学園や鹿児島城西への進学を選択する例が増えたことも1つの理由かもしれません。それだけ、この3校はサッカー部にチカラを入れているんだと思います。

鹿児島実業は県予選の決勝の舞台どころか、準々決勝でPK負けで敗退していくこともありました。あの鹿実サッカーはここ最近、県予選の決勝戦でも見れません。

それだけ鹿児島のサッカーは「鹿実サッカー1強」の時代が終わり、3強というか2強でしょうか?鹿実が低迷しつつあります。

今年も県予選準決勝で鹿児島城西にPK負け。今年も赤いユニフォームは全国では見られなくなりました。

「東福岡」、千葉県は今年「流通経大柏」が出場、県予選決勝で敗れた「市立船橋」も名門校ですね。そして「青森山田」と今年も強豪校が出場しますが、また「帝京」「国見」「鹿児島実業」の古豪の復活も見たいです。

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