幼いころ、お腹が痛いときやケガをしたときに耳にした魔法の言葉。

「痛いの痛いの飛んでいけ。」

痛い場所をさすってもらいながら、その言葉を聞くと不思議と気持ちが落ち着いたものだ。

さすることでパワーチャージ!

このような魔法の言葉は世界中にある

英語では「Pain, pain go away. come again another day.(痛いの痛いのどこかいけ。別の日に戻ってこい) 」

(あえて、痛みを呼び寄せるはアメリカンジョーク?)

ちなみに、痛い場所をさすることで痛みが和らぐことは科学的に証明されている。

2010年、痛い場所を触ることで末梢神経の回復・再生を促進させる効果がある可能性があることが発表されたのだ。

だが、あの安心感。

ただ、さする行為だけから生まれるのだろうか。

魔法の言葉は実際に効いていた

たとえば、「これはあなたによく効きます。」と手渡されて飲み、実際に効果を感じた薬。

実は、それは何の効果もない偽薬だった!

これは心理的な暗示効果でプラシーボ効果(プラセボ効果)といい、医療や教育の現場でも活用されている。

現在は論理的な批判や医師と患者の信頼関係の問題で、偽薬を用いること自体は良くないとされているそうだが、上記の魔法の言葉もプラシーボ効果のひとつといえる。

どう使うかは、あなた次第

幼いころ、眠れずに困っていたときに、こう言われたことがある。

「眠れなくても、静かに横になっているといいよ。身体のためには眠ることが1番だけど、横になるだけでも50%は休めるから。大人になっても眠れないのは慣れないことだし、きつかったら休んでもいいからね。」

そのころは眠れない原因より、ひとりだけ起きていることが恐怖だった。

この状態がずっと続いたらどうなるのだろう、と思っていたのだ。

眠れないことがきついことだと分かってくれたこと、本当にきついときは休んでもいいという選択肢。

そして、「横になるだけで50%は休める」という言葉。

50%という数値はその場の思いつきだったかもしれないし、その場合はわたしが騙されていたことになる

だが、いまもそうは思わないし、たとえ嘘でも、あのときのわたしには必要な言葉だった。

数値として伝えてくれたことで、「起きていても大丈夫なんだ」と心からホッとしたのだから。

言葉の力は強く、心と身体は共鳴しやすい。

そのため、逆のパターンも起こりうるので注意が必要だ。

(こちらをノーシーボ効果、もしくはノセボ効果というそう。)

もともとはラテン語の「喜ばせる」の言葉が由来しているプラシーボ効果。

「痛いの痛いの飛んでいけ」のように、相手の気持ちに寄り添う使い方は大切なことだろう。

 

via:http://www.oyakocan.jp/topics_14.html