高等学校卒業程度認定試験を知っていますか?以前は「大学入学資格検定」と呼ばれていたものです。私も、大検を経由して大学に進学した者の一人です。

今年の高認は8月末に第1回目が終了し、第2回の出願期間も9月14日で締め切りました。第2回の試験は11月11日と12日の2日間に渡って実施されます。

高校を中退している、または学校は中学まで行ったけど高校には進学しなかった、という方が、様々な世代に大勢いるだろうと思います。

何を勉強すればいいの?

高校に進学していなくても、自分が満足しているなら何の問題もありません。

でも、いま自分が何歳であろうと、どんな立場にあろうと「大学などの高等教育を受けたい」と望んでいるなら、高等学校卒業程度認定試験に合格して進学する道もあります。

私は経験者で、合格もしていますから、少しくらいは、お役に立てるかもしれません。

高認は、高校までの学力がしっかり身についているかどうかを問うものです。
しかし、試験問題の内容と合格点の水準を考えると、現実的には高校1年で習う主要5教科の基本問題に対応できるなら、全科目の合格水準に達すると思います。

科目の上手な取得方法

受験科目は大きく、英数国理社の主要5科目にわたります。私が受験した大検のころは保健体育技術家庭、なども受験科目に含まれていました。総受験科目数も11〜12科目でしたが、現在の高認は8科目に減っています。

さらに、英語は英検準2級または国連英検C級以上で免除、数学は数学検定2級以上で免除、世界史と日本史はそれぞれの歴史検定で2級以上取得すれば免除となります。

さらに、高認の本試験は年に2回、8月11月に行われ、年1回だけだった以前のように、たった1科目落としたため再受験をさらに1年待つ、という悲劇も起こりづらくなっています。

8月に数科目を落としても、不合格だった科目を11月の試験で合格してしまえば、その年度の受験には間に合うわけです。その他、通信制単位制の高校で取得した単位などでも科目を取得(合格と同値)することができます。

「高校を中退した以上、大検に合格するしかない」

という悲壮感漂う決意も、今では不要になりました。

総合点ではなく科目ごとの合格

高認が大学入試などと大きく違う点は、合否を総合点で判定するのではなく、各科目ごとの合格が必要である点です。

得意科目で得点を稼いで、総合点で合格点に達するという考え方では合格できません。仮に他の科目がすべて満点であっても、苦手な科目が1科目でもあり合格できない場合、高認の合格証は取得できません。

その代わり、1回合格した科目は一生有効で、2度目を受ける必要はなくなります。社会人対象の試験なら、税理士のようなシステムです。

では、気になる合格点はどのくらいかということですが、科目によりますが、私が受験した大検は100点満点で、最低なら約30点以上から合格できました。

もちろん、55点以上必要な科目もありましたが、100点満点で約50点あればほとんどの科目は合格のようです。

しかも、中学から高校1年までの内容を抑えればほぼ合格なので、きちんと情報を集めて対策を練れば、かなりの高い確率で全科目合格は可能なはずです。

難しいことを極める必要はありません。ただし、学習するにあたっては基礎的な内容とあなどらず、貪欲に得点感覚を育てていきましょう。可能なら、免除対象の資格試験で免除にしてしまいましょう。

今なら、インターネットを利用すれば多くの情報が集まるし、地方在住で本が充実していなくてもネット通販で買うことができます。

高認は学びたい人にそのチャンスを与える試験でもあり、学問の門戸を開く目的もあるため、ある程度裁定は甘いかな、という印象があります。

今から少しずつ情報を集めても、来年度の試験に向けて十分な準備を積むことができます。

進学してもっと勉強したいと願うなら、挑戦して自分の夢を実現してみてはいかがでしょう。

via:文部科学省

via:高卒認定・大検ガイド とるもん。