8月26日に放送された24時間テレビ。9時台に放送された喘息の病気と戦いながらフィギュアスケートを頑張っている少年の元に大好きな羽生結弦選手がサプライズで登場してスケートを少年に教えるという内容でした。
小児喘息とは
『気管支喘息』は、様々な要因で気道の粘膜に炎症が起こり、気道を通るあらゆるものや刺激に対して敏感な状態になることで、気道と気管支が急に収縮して狭くなり、呼吸困難になる病気です。
全く同感です。私も小児喘息の経験者ですが、死に至る病であることを今だに認識していないメディアには怒りを覚えるばかりです。
— 日刊法律ニュース (@lawya_jp) August 28, 2017
自らも喘息持ちで病気と戦ってる羽生結弦選手
羽生結弦選手も小さい頃から喘息を患っています。喘息と戦っていながらも、スケートを続けて皆を勇気づけていてすごいなと思います。24時間テレビでは、喘息と戦っていながらもスケートを頑張っている少年に『他の人とは違うかもしれないけど、自分にとってはそれが普通だよね。だから他の人と比べる必要はないよ。』と声を掛けていました。
24時間テレビで羽生選手が自分と同じ喘息のスケート少年に言ってた「他の人とは違うかもしれないけれど、自分にとってはそれが普通だよね。だから他の人と比べる必要はないよ」っていうのすごく響いた
— 抹茶色 (@Greentea_color) August 26, 2017
喘息をお持ちの皆様。喘息の調子が悪い時はぜひ仕事も学校も休んで医療機関を受診してください。私も喘息が悪化した時は診療を休みます。羽生選手が活躍できるのは喘息にしっかり向き合い、適切な治療・支援を受けているからであって、この病気を「言い訳にしていない」からではありません。 https://t.co/8IQ0xl5oqj
— 子どもと大人の精神科医 (@yukichildpsy) August 27, 2017
しかしテレビ局のツイート発言で非難殺到
『この後は2歳の時に小児ぜんそくと診断された羽生結弦選手が、病気を言い訳にせず世界のトップで戦い続ける思いをテレビで初告白。さらに、郷ひろみと氷上コラボ!全国の病気を抱える子供たちにエールを送る。 是非お見逃しなく!』という内容でした。『病気を言い訳にせずに』とは???羽生選手に勇気づけて貰った子どもたちが『あ、僕は言い訳しているんだな』と思ってしまいます。『病気を克服して』などのツイート文が良かったのではと思います。あと編集にも問題があったなと私は思いました。羽生選手が少年に対してスパルタ指導しているようかの発言だけ。『(指導)厳しくなかったよね??』と。羽生選手は少年がジャンプを飛びたいと言っていたので教えてあげたのです。スパルタ指導などはしていません。
このツイートのせいで羽生結弦選手がまるで病気を言い訳にするなとでも言っているかのようだけど、本人は全くそういう事は言っていない。勘違いしている人もいるが羽生選手自身、喘息は治っておらず世界選手権2週前にも発作が出た、と言っていた。https://t.co/Ffc4HkmjIS
— くらげ(肉)(地雷ブロックは仕様) (@hwtr_2) August 26, 2017
指導が厳しかった?というやりとりもあったが、それはあくまでも少年の「2回転トウループが飛べるようになりたい」という技術的な面への指導に対してであり、精神論でシゴいたという感じには見えなかったです。https://t.co/Ffc4HkmjIS
— くらげ(肉)(地雷ブロックは仕様) (@hwtr_2) August 26, 2017
メディアはなんかしら誤解を生みます。障がい者や病気の人を出演させてるのに、それを『言い訳』という言葉で片付けるのは良くないと思いました。毎年24時間テレビを楽しみにしている人もいるので発言などには気をつけてもらいたいものです。