「猫バンバン」といえば、自動車のボンネットを軽くたたいて、エンジンルームやタイヤのすき間に猫が入っていないかを確認することですが、冬などの寒い季節に注意すべき事という認識の人も多いのでは。

しかし、この猫たちの困った行動、どうやら猛暑の続く夏も注意する必要があるようです。

ボンネットを開けたら子猫が!?真夏なのにどうして?

SNS上に投稿された一枚の写真があります。軽自動車のボンネットを開けた中に子猫が数匹。

投稿者によると、自動車に乗ろうとした際、鳴き声が聞こえたのでエンジンルーム内を確認したところ、何匹もの子猫がそこにいたそう。一見、かわいい写真のようですが、もし気付かずにエンジンをかけていたら・・・。中にいた子猫たちは命を落としていた可能性が高いでしょう。それを考えるとゾッとします。

この子猫たちは投稿者の家に住みついていた野良猫の子だったらしく、一匹ずつ車から降ろし、安全な場所へ移動させたそうです。ひょっとしたら命を落としていたかもしれない子猫たちは、投稿者が偶然気付いたことで九死に一生を得ました。

猫が暖をとるために入り込んでいたという話は耳にすることがありますが、真夏の暑い時期に入り込むなんて、直射日光を避けたかったのか?金属のひんやりとした空間が気持ちよかったのか?

何にせよ、人間からすると肝を冷やすような行動。エンジンルームや自動車まわりでくつろぐのはお控えいただきたいものです。

「猫バンバン」で事故を防ぐ

寒い季節になると、寒さが苦手な猫は暖をとろうと、自動車のエンジンルームやタイヤのすき間にもぐり込んでいることがあります。

そのまま気付かずにエンジンをかける、または発進してしまうと、悲しい事故に。

そんな事故を防ぐために、乗車前にボンネットをたたいて猫が中にいないかを確認するのが「猫バンバン」です。

JAF(自動車連盟)が呼びかけを始め、最近では大手自動車メーカーの日産自動車がプロジェクトとして本格的に呼びかけを行っています。

 

 

乗車前(エンジンをかける前)に、ボンネットを軽くバンバンとたたいたり、ドアを開け閉めしてみましょう。

もし中にいた場合、たいていの猫はその音に驚いて逃げていきます。

しかし、子猫などがエンジンルームから出られなくなっていることもあるので、鳴き声や物音がしないか注意して聞いてみましょう。

何か聞こえたらボンネットを開けて確認!

気付かずにエンジンをかけてしまうと大変なことに

もし、猫が入っていることに気付かずエンジンをかけてしまったら・・・。

エンジンルーム内のベルトなどの部品の回転に挟まれ、悲惨な事故が起きてしまいます。そうなると、悲しい事故だけでなく、部品の交換が必要になることも。

猫にとっては穴や狭い空間は安心する場所なので、タイヤのすき間やエンジンルームの穴からもぐり込むということが起きてしまいます。穴がなければ入り込まないのでしょうが、エンジンルームの構造上、熱を逃がすための穴は非常に重要で、完全にふさぐことは難しいようです。

整備工場に相談し、市販の金網を用いてエンジンルームの穴をふさいでもらったドライバーも。

すべての自動車に、エンジンルームへの侵入を防ぐための何らかの対策が標準装備として備わってほしいものです。

猫は寒さに弱い動物ですが、暑さも苦手です。最近の夏は全国的に記録的な猛暑が続き、人間だけでなく猫も涼を求め少しでも涼しい場所をさがしているのでしょう。自動車の下や影に寝転がっている光景をよく目にします。

エンジンをかける前の自動車の周囲は、猫にとってよほど快適なのでしょう。

やはり、寒い季節だけでなく、暑さの厳しい夏も乗車前の「猫バンバン」で、猫が入り込んでいないか、自動車下に隠れていないか確認する必要がありそう。

「猫バンバン」は”思いやりの習慣”です。ちょっとした行動が、猫の命を救い、自動車のトラブルを防ぐことができます。難しいことではないので、ぜひ運転前の習慣として始めてみては。

 

エンジンルームに猫、なぜ侵入? 乗る前の「猫バンバン」は夏も必要か | 乗りものニュースクルマのエンジンルームに猫が入り込むことがあり、ドライバーの存在を猫に気づかせるためにボンネットを叩く運動を日産が広げています。冬に多いようですが、じつは夏にも注意が必要なようです。そもそもなぜ、クルマの中に猫が入り込ん…trafficnews.jp

via:乗りものニュース

via:日産 猫バンバンプロジェクト

via:ねとらぼ 生物部