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2024/4/10:フリーペーパーvol.97発刊!

バリアフリーを「美」の観点から選んでみない?

近年、生活のさまざまな場面で工夫をこらしたバリアフリー対策がなされています。それらは、あらゆる障害のために生活上の不便を被ることの無いよう、「機能性」を第一に考えてなされた工夫の数々です。

しかし時に、機能性に重点が置かれるあまり、の観点から特徴を表せない例もあります。

「便利なことはありがたいし、不満はない。でも、もっとセンスが良ければいいのに…」

と思うこともあるのではないでしょうか。

パラアスリートからの言葉

アルペンスキーのアンナ・シャッフェルフーバー選手は、ソチ・パラリンピックに出場し、5つの金メダルを獲得しました。

彼女は、世界で最も歴史ある陶磁器メーカーとしても名高いビレロイ・ボッホが提供するバリアフリートイレ・洗面所など、同社製品に賞賛の声を寄せています。

車椅子を使用する毎日では限られたスペースをどれだけ有効活用するかにその重点が置かれています。

機能面を確実に押さえながらデザイン性との折衷を実現した陶磁器メーカーは使用者の声を反映し、彼女との対談からも新しいアイデアを取り入れ、決してその努力を怠ることはありません。

限られたスペースで最高の使い心地

バリアフリー製品には法的に多くの基準が設けられているため、メーカーはまず基準に適合することを考える必要があります。

しかし、設計の当初からバリアフリーを考え、トイレ浴室などの水回りを整えれば、バリアフリーは機能美へとその姿を変え、あえてデザインの美しさを考える必要などなくなるでしょう。

アスリートであるとともにバリアフリーに関心の深いアンナ・シャッフェルフーバー選手は、競技で各地を訪れる度に宿泊施設の水回りなどに、バリアフリー対策の不足を感じると語ります。

https://twitter.com/okina_X/status/899520462941597696

機能と美は両立できる

時間はかかるかもしれませんが、デザインとして美しい機能性は実現できるはずです。
アンナが唱える

当初から組み込まれたバリアフリー

の実現もそうですし、設計の際、車椅子ユーザーを加えてもいいかもしれません。

机上の話し合いに終始せず、仮のフロアを設計して実際に車椅子で移動しながら使用感を調査するのです。

世界的に有名な陶磁器メーカーがバリアフリー対策に積極的であることは、デザイン面でもユーザーに「楽しい」選択の余地を与えてくれることでしょう。

不便のないバスルームはリラックスの究極、活力の源です。

アスリートが最高のコンディションで競技できるよう、美と機能性の両立のため、メーカーが今後さらに不断の努力に励んでくれることを期待しています。

https://pro.villeroy-boch.com/us/ca/bathroom-and-wellness/architects-planners/topics/accessibility/successful-barrier-free-bathroom-design.html

via:Villeroy & Boch

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