第99回夏の全国高校野球大会の3回戦!九州対決となった「神村学園(鹿児島)ー明豊(大分)」の試合は延長12回で9-8と明豊高校が勝利しました。この試合は「高校野球の歴史に残る名試合となった」と話題になり、両校の選手たちにたくさんの拍手とエールが送られました。この試合で印象に残ったシーンを紹介してみます。

奇跡のバックホームでアウト!

このシーンは1回ウラ、明豊の攻撃中で2ベースヒットと2四球でノーアウト満塁と大ピンチになった神村学園。4番杉園選手が打ったボールがライトフライに!これはタッチアップで明豊が1点先制かと思ったら、ライトの角選手のものすごいバックホームの返球がキャッチャーミットのど真ん中に送球。これで3塁ランナータッチアウト!これには観客席から大歓声が湧き上がりました!

このシーンで思い出したのは第78回高校野球大会の決勝戦、「熊本工ー松山商(愛媛)」の試合での奇跡のバックホームを思い出した方も多いのではないでしょうか??

9回表、3点差を追いついた神村学園の諦めない攻撃!

試合は9回と最終回に入り、スコアは5-2と明豊が3点リード。ヒットを繋いだ神村学園はランナー1塁、2塁におき、2番バッターの羽月選手が打ったボールはライト線ギリギリに飛んでいき、5-5の同点に追いつきました!羽月選手は2打席連続の3ベースヒットと好調な打撃を見せてくれました。

延長12回に劇的なドラマが待っていた…

試合は延長12回まで突入したこの試合。12回表、神村学園の攻撃で2アウト満塁となり打席は1番バッターキャプテンの後藤選手。なんと意表をつくバントが1塁線ギリギリに転がり、明豊の守備が乱れ走者全員がホームイン!これで8-5とこの試合初めて神村学園がリードしました。これでほとんどの方は…

「神村学園が勝った」

と思ったはずです。

しかし、12回ウラ明豊の攻撃。2アウトランナーなしと追い詰められた明豊でしたが、打線がつながりそして四球と満塁のチャンスを作りました。そして神村学園のバッテリーミスで8-6。そして9番菅選手の2点タイムリーヒットでなんと8-8の同点に追いつきました!

2アウト満塁となり打席には今大会注目のバッター、3番浜田選手にまわってきました。神村学園はサヨナラの大ピンチでしたが、ピッチャーの金城選手はそれでも笑顔でした。しかしカウントは3ボールノーストライク。そして2つストライクを投げ込みます!この時は甲子園球場は大拍手に包まれました。

カウント3ボール2ストライクとなった最後のボールはギリギリの四球判定で押し出しサヨナラという結末となったのです。

この試合でたくさんの高校野球ファンから称賛の声と拍手が送られました!敗れた神村学園のキャプテン後藤選手は…

「やりきった!後悔はないです!」

とインタビューに答えていました。

本当に「野球は2アウトから」ということを教えてもらえた試合でもあったし、諦めてはいけないということも教えてもらえた歴史に残る九州対決でした。

敗れた神村学園の選手の皆さん、胸を張って鹿児島に帰ってきてください!そして勝った明豊高校には最後の九州勢としてベスト8進出!神村学園の分まで優勝を目指して頑張ってください!

via:夏の甲子園2017 : 日刊スポーツ