WBC世界バンタム級チャンピオン山中慎介が8月15日、京都市の島津アリーナ京都で同級1位のルイス・ネリを相手に13回目の防衛戦を行います。

13回の連続防衛といえば、元WBA世界ジュニアフライ級チャンピオン具志堅用高が1980年10月に13回目の防衛に成功した記録がいまだに破られていません。

今回、山中はランキング1位の挑戦者と対戦しますが、勝てば具志堅の記録に並び、さらに記録更新の可能性も広がります。具志堅自身も山中の応援に乗り出し、次の1勝は「人生を変える」と、山中を激励しています。

チャンピオンであり続けることの難しさ

山中は2011年11月6日に初めて世界チャンピオンになって以来防衛を重ね、今まで約6年間、ずっと王者であり続けています。

これは、とてつもなく凄いことです。

世界チャンピオンは、おおよそ年に3回の防衛戦を行ないます。その度に減量という体重調整を行ない、試合で戦うための体を作っていきます。

試合前の練習と減量は極めて過酷なものです。所属ジムは予算をかけ、練習合宿を組んで短期間にボクサーの心と体を調整していきます。

この練習の内容いかんによって、本番の試合結果はほぼ決まると言っても過言ではありません。

試合当日への調整

減量は、軽量当日まで継続して少しずつ計画的に行わなければ体調を崩してしまいます。

軽量当日の秤に乗る瞬間だけリミットいっぱいの体重になりさえすれば、その寸前と直後に体重オーバーしていたとしても問題ありません。

軽量当日3日前にリミットを1ポンド下回っていたとしても、その後3日で体重が戻って超えてしまえばリミットオーバーで失格となります。

1回でパスしない場合、軽量は当日に数回行われますが、このときサウナなどで無理に体重を落としたりするとスタミナを奪われてしまうのです。

神の左

山中はサウスポー(左利き)で、そのストレートは「神の左」と呼ばれています。

どういう経緯で左ストレートの打ち方が決まったかは、自分でも分からないと山中は言います。

スパーリングパートナーを務めた相手はこぞって、山中の左には独特のタイミングがあると語ります。パンチに合わせて出ていくとカウンターを浴びるし、待っていれば踏み込み鋭く打ち込まれると言います。

パンチの角度もさまざまで、どこから飛んでくるか分からずタイミングが掴みづらいと、被弾したスパーリングパートナーの意見は一致しています。

現在の記録保持者である具志堅用高が、現役でジュニアフライ級のチャンピオンだったころ、スピード、パワー、スタミナ、俊敏性、パンチ力を含め、とても強いボクサーであったと知る人は、今では少なくなってしまいました。

当時のグローブはジュニアフライ級なら6オンスのものです。
現在、安全のため使用されている最小でも8オンスのグローブとは違いました。

6オンスのグローブは革が薄くワタも少ししか入っていません。たとえばREYESのグローブはメキシコ製で、打たれる側のダメージだけでなく、打つほうも自分の拳を痛める恐れの多いものでした。

山中もこれまで、強烈な左1発で多くの相手を倒してきました。しかし、それを可能にするのが序盤に多用するボディーへの攻撃です。

ボディーを攻めて相手の呼吸を乱し、スタミナを削ってから後半に勝負することの多いボクサーです。

対戦相手の22歳ルイス・ネリはパンチ力もさることながら、勝負どころで加速するパンチの回転力でラッシュをかけ、一気に対戦相手を仕留めにかかります。

クレバーな山中がどこまで冷静でいられるかに、勝機は潜んでいそうです。

13連勝という記録はいったん忘れ普段どうりの試合運びでこの1戦に勝つことだけに集中すれば、日本歴代1位タイの連続防衛記録も、きっと成し遂げてくれることでしょう。

山中慎介、日本記録13度目の防衛へ実戦緅ボクシングのWBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)が13日、8月%www.nikkansports.com

via:日刊スポーツ

山中慎介、13度目防衛戦は8・15 日本記録タイへ「思い切り打ち抜くだけ」― スポニチ Sponichi An…山中慎介、13度目防衛戦は8・15 日本記録タイへ「思い切り打ち抜くだけ」www.sponichi.co.jp

via:Sponichi Annex

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via:web Sportiva