量販店に限らず、お客さまと直に接してものを売る各種小売店の店舗責任者である店長が、最も忙しい土日祝日に休みを取るにはどうすれば良いか?

場合によっては自己中心的だと、あるいは立場を誤解していると捉えられかねない希望です。

布石を打つ

忙しい週末の繁忙期に、店長自身が休むためにはそれ以外の平日にきっちり仕事していなければなりません。

店長自身がしっかり働く姿を見て、他の販売員も店長が休みを取ることに納得するのです。

リーダーに該当する人物が率先して仕事するのは当たり前です。

雰囲気のいい会社、お店は、多くの場合上司が部下の相談にも乗るし自分が率先して仕事をしています。流行ってる美味しいレストランでは、店長・オーナー自らがフライパンを振っているようなものです。

土日の忙しさを知る

仕事にまだ不慣れな派遣やパートを差し置いてまで店長自身が休みを取ることに躍起になっているような量販店は、いずれその店舗は閉鎖してしまうだろうと思います。

自分が家族と一緒に休みを楽しんでいる時間に、自分の部下が多忙を極めて一生懸命働いていることを実感できることが重要です。

その感覚が「申し訳ないけど子どもの運動会だから今度の日曜日は休ませてほしい」という言葉に実感がこもり、販売員を納得させることができるのです。

休み明けの月曜日に出勤すれば心から部下に「ありがとう」とも言えるでしょう。
この人に休んでもらってよかった」と部下も納得し、信頼関係もより強いものになるのです。

教育はしっかりと丁寧に

自分が休みの間、副店長なりに店を任せるわけですから、失敗させないためにも現場の販売員への教育はしっかりしましょう。

おおよその量販店には長短あるものの研修期間があり、そこで自分の持ち場に即した対応を学びます。

それでも実際に現場に配置されれば予期せぬ事態に出くわしお客さまから致命的にもなりかねないご意見をいただくことに繋がります。

それは、教育をないがしろにしたなら管理職の教育不足であるし、逐一教えなかった店長自身の責任とも言えるでしょう。

あるいはきちんと指導できる先輩店員を育てていないからです。

甘やかす必要はありませんが、長く働いてくれる店員というのは人材の出入りが激しい小売店業界にとって貴重な存在です。

いずれは自分が安心して休日を過ごすことにも繋がるのですから、一人ひとりの販売員を大切にしましょう。

結論としては簡単で「休む分、出勤の日はしっかり働く」ということです。

それで労働の終始がプラスマイゼロなら、同僚と部下は納得させることが出来るでしょう。

さて、あと一つ残る問題は上司を納得させるということ。

最近は有給として正当に休みを取ることに上司が圧力をかければ「パワハラ」になってしまいますから、あまり強くも言えないという弱みも上司にはあります。

とはいえ、日本の伝統的な会社の主従関係は根強く残っており、渋る上司を納得させるのは難しいことです。

仕事ができる人ほど「もっと働いてもらいたい」部下に、自分がなってしまうからです。

こちらも方法は分かりやすく、自分が会社に利益をもたらす存在になり、そのストックを蓄え実績を残すことです。
自分の休暇がさらに会社に利益を生むことを実感させるのです。

誰でも、信頼されることは嬉しいものです。

しかしそのために過剰な負担がかかれば自分のやる気も落ちてしまうでしょう。
頑張るための休暇は、とても大切です。

いつか自分たちが上司の側に立ったとき、悪しき習慣と思えるものは自分たちの世代で無くすことが出来るといいですね。