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テクノロジーが”介護や看護”を支配する未来の足音

やはり、未来はテクノロジーが”介護や看護”を支配することになりそうだ。トヨタが開発するHSR(Human Support Robot)が障害者や高齢者などの家庭内で生活自立支援をサポートする未来がすぐそこまでやってきている。トヨタのすばらしいところは、単独企業で推進せずに複数の研究機関等と連携した動きを取ることだ。これは燃料電池車の特許無償提供のアクションと重なる。

トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、障がい者や高齢者などの家庭内での自立生活をアシストする生活支援ロボットの早期実用化を目指し、複数の研究機関等と連携して技術開発を推進する仕組みである「HSR開発コミュニティ」を発足する。「HSR開発コミュニティ」に加盟する研究機関等には、トヨタが開発した新型HSRを研究用として貸与する。

例えば、Google社がGoogle Mapなどを開発元の1社独占で展開していたとすれば、地図業界は今も紙から脱却できていなかったのかもしれない。今回も世界を代表する企業が大規模な投資を行い開発したテクノロジーを、普及フェーズを目指す段階で様々な連携を取りシナジーを得ていく。このような手法を取ることでHSRは早い段階で、実用化され障害者や高齢者の生活を助け、もっと言えば介護人材不足の日本社会を救うのかもしれない。

では、トヨタが開発したHSRとはどのようなことができるのだろう?トヨタが発表したプレスリリースに掲載された動画を見ると、私たちが幼いころに想像した未来を垣間見ることができる。

※HSRで床から物を拾う

※HSRで棚の整理箱を取ってくる

 

ロボットに人権のようなものがあるのかどうかはSFでしか描かれていない未来だが、ロボットには様々なことを気兼ねなく頼めるはずだ。人間に頼むより、間違いなく気を使わずに済むに違いない。

現代の生活の中でも車椅子や補聴器、眼鏡など人の生活支援になるような道具は多々存在するが、多くの道具が今後ロボット化していくことは想像し易い。

とにかく、障害者や高齢者の生活支援にロボットを活かすことに多くの企業が賛同し、実現に向けてアクションしているという事実は、未来を明るいものにする称賛に値するべき事であるに違いない。

さぁ、想像してみよう。ロボットたちに支援してもらう未来を。

http://newsroom.toyota.co.jp/en/detail/8709536

via:TOYOTA

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