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うがい薬も新キャラに。触って嬉しい視覚障害者への商品パッケージの配慮

誰もが知るうがい薬「イソジン」のパッケージキャラクターとして長年親しまれてきた「カバくん」が、9月から犬をモチーフにした新しいキャラクターに変わるという発表がされました。パッケージのキャラクターは「商品のイメージ」を作るというのもありますが、他の商品との差別化をはかるものでもあるんですね。当たり前のことかもしれませんが、とても大切なものなのだと感じました。

「ちょっと風邪をひいたかな?」という時などに親しまれているうがい薬イソジン、病院でも処方されたことがある方も多いのではないでしょうか?

そんなうがい薬も、種類によっては視覚障害の患者にとってのヒヤリハット(重大事故には至らなくても、場合によっては事故に直結したかもしれない事例のこと)につながりかねないのです。

患者には視覚障害があるが、内服薬は問題なく服用できている。今回、かぜのため、うがい薬が初めて処方された。イソジンガーグル液は1回に付き1~2目盛り分の薬液を量り取って使用するため、視覚障害がある患者には使用が難しいと考えられた。

視覚障害を持つ患者から目盛りがわからず使用が困難との訴えがあったため、薬液を1回プッシュして使用出来るタイプの別のうがい薬に変更。これにより、この患者は格段に処方されたうがい薬が使いやすくなったとのこと。

これは病院側が「患者が誰かに補助してもらうことを前提に処方した」もしくは「使用方法まで考慮せずに処方した」ということになります。目の見える人にとっては、当たり前に見分けることが可能な様々なお薬も、視覚障害のある方にとっては触れないとわからないものがたくさんあります。目盛をつけるなど、ちょっとした配慮によって使いやすさは格段にアップするのです。

視覚障害者ランナーも意識したスポーツようかんという商品もあるんだそうです!
ちなみに今回新しいキャラクターとなる、犬の「イソくん」と両親の「イソジンファミリー」。番犬が外敵を追い払うことにちなみ、ばい菌やウイルスを寄せつけない存在になってほしいとの願いを込めたのだそう。なるほど(笑)

これまでの「カバくん」から「イソくん」へとチェンジしたイソジンですが、これに限らず多くのパッケージのリニューアルももっと「目に見えない人」のための配慮がされると良いですね!

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/hiyari/201606/547387.html

via:日経ドラッグインフォメーション

http://www.asahi.com/articles/ASJ764VPYJ76ULFA00W.html

via:朝日新聞デジタル

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