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リオパラリンピックの雪辱は東京で…一ノ瀬メイ(競泳)

数々のオリンピックアスリートを輩出している競泳の強豪、近畿大学水上競技部に所属している一ノ瀬メイ選手。19歳で出場したリオパラリンピックでは、8種目にエントリー。目標の決勝進出には残念ながら届きませんでした。

『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)トヨタ WHAT WOWS YOU.プロジェクト「イチローが嫌いだ」のテレビCMに出演するなど、メディアからの注目度が高い彼女。

パラリンピックのイメージを変えること東京パラリンピックでメダルを獲ることなど…使命感をもって水泳に取り組んでいる彼女の言動から目が離せません。東京パラリンピックの主役…一ノ瀬メイ…との予感がするのは、私だけでしょうか?

ひとのこころを動かすことができる選手に

現在20歳の一ノ瀬メイ選手。20歳のアスリートが、ひとのこころを動かすことができる選手になりたい…なかなかいえない言葉だと思います。自分の事で精一杯の時期ではないかと。

右肘から先が生まれつきなく、その事で子供の頃はからかわれた経験を彼女は持っています。でも、水泳を懸命に行うことで、周囲のからかいを払拭でき、そして、世界で闘うパラアスリートに。

苦しみを希望に変える術を教えてくれる彼女の生き方は、同じ境遇をもっているこどもたちに、心強いエールを送っているかのように感じます。

パラリンピックは別物

2010年アジアパラ競技大会。一ノ瀬選手がシニアデビューした国際大会です。当時彼女は13歳(中学2年生)。

まだ目立った戦績もなく、ギリギリで掴んだ出場枠。しかし、そのアジア最高峰の大会で銀メダルを獲ってしまいます(50m自由形:S9クラス)。しかも、自己記録を1.5秒更新して。その後も順調に国際大会で活躍していく彼女。

物怖じしない度胸、本番で最高のパフォーマンスを行えるのが、一ノ瀬選手の強みでした。

しかし、リオパラリンピックでは、彼女の表情から笑顔は消え、結果に納得していないのがよくわかりました。

特に、昨年の世界選手権で決勝進出を果たした、得意種目の200m個人メドレーでのパフォーマンスはショックだったようです。

ウォーミングアップの時は調子が良かったのに、実際レースではその感覚がなくなり、自分の力を出しきれず、宿舎に帰ってから涙が止まらなかったと。緊張と不安で自分の身体をコントロール出来なかったとも語っていました。

雰囲気に飲まれてしまったのかもしれません。やはり、パラリンピックは別格の大会なんですね。

メダルを獲らないと面白くない

世界の選手たちと闘えないと面白くないし、勝たないと面白くないと語る彼女は、根っからのアスリートだなと感じます。

0.31秒届かず出場できなかったロンドン大会、8種目出場しながら決勝進出を逃したリオ大会。これらは、2020年東京パラリンピックで、メダルを獲得する為のプロローグにすぎないと思います。

表彰台で笑顔いっぱいの一ノ瀬メイ選手…観たいですね。

『目は遠くを、足は地に』。これは、彼女の好きな言葉です。自分の際限ない可能性を信じ続け、今やるべき事を着実に進めていく…。

彼女の経験と努力が実を結び、2020年8月25日(火)から始まる東京パラリンピックで、世界の一流選手たちと対等に渡り合い、競り勝ち、そして笑顔でガッツポーズ…その姿を満員のアクアティクスセンターで観られることを楽しみにしています。

https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/para_sports/2016/11/10/___split_21/

via : Sportiva

http://sportrait-web.com/player.php?cid=103

via : SPORTRAIT

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