鹿児島の漁師が集う魚の旨い店「市場食堂城南店」

鹿児島市中央卸売市場魚類市場敷地内に「市場食堂」は、あります。

市場入り口の門に部外者の入場を禁止する旨の看板が立っていますが、誰でも食堂に入ることができます。

漁師の方を対象として主に営業している定食屋さんですから、店は早朝に開き、午後3時くらいには閉まります。

一般にも知られる人気店ですから、午前11時ぐらいになると店内はほぼ満席になります。

お昼ごはんの時間帯は並ぶ人も多いのですが、この店の味をみな知っていますから、特に文句が出るわけでもありません。

https://twitter.com/okitaaaaaaoi/status/804840818431393792

ざっくり

新鮮な魚を贅沢に安価で提供
漁師さんが酔っ払ってにぎやかです
春から夏にかけて今ならどの魚？

新鮮な魚を贅沢に安価で提供

市場食堂と銘打つだけのことはある店です。

新鮮な魚のお刺身たっぷりの定食は、ごはん、味噌汁、お漬物、などとシンプルなセットで1200円〜1500円程度でいただけます。

焼き魚はアジ、サバなどの開きを中心に、季節に応じてさまざま用意されています。

例えばアジなら、大きな1匹まるごと開いたものをじっくりとオーブンで焼いたものです。

サバは脂の乗ったバラの部分が、皮パリパリ身はふっくらと出てきます。

どちらも同じく定食のセットで850円です。お値段に関しては、魚は時価の影響を受けますので、若干の変動もあることをご承知おきください。

もう少し出してもいいなら、味噌汁を貝汁にしてみましょう。さらにご満足いただけるはずです。

市場食堂城南店〜鹿児島・天文館から朝ランして、新鮮な刺身定食の朝ごはん。帰りの移動が大変なので「かごりん」を使いたかった！ https://t.co/y1HNnbQBZp pic.twitter.com/izFm06ophZ

— ふじたん（藤田真嗣） (@shinjifujita) March 24, 2017

漁師さんが酔っ払ってにぎやかです

もともと、市場に魚を降ろす漁師さんが仕事のあと疲れを癒やす場として設営された、さまざまな店舗の一つとして市場食堂はあります。

お客さんの中心は漁師さんですが、漁師さんの利用は午前中が多いのでしょう。

私たち一般市民が11時くらいに訪れると、すでに酔っておられる一部の漁師さんしか残っていません。

しかし、このリアル感が魚の旨さを後押しするのです。

漁師が食べる魚なんて、おいしいに決まっています！そして本当においしいのです。

ひと仕事終えた海の男たちは、おおよそ一番奥の一番良い座敷で焼酎の瓶をテーブルに立てながらお食事されています。

聞こえてくる声の感じが本物ぽくて（※本物です）入り口近くのカウンターで食べる初鰹の刺し身さえ、より旨く感じられてくるほどです。

昼メシ。 (@ 市場食堂城南店 in 鹿児島市, 鹿児島県) https://t.co/gMhDzhhPhq pic.twitter.com/iswSoiO7jL

— はる (@halpomm) August 12, 2015

春から夏にかけて今ならどの魚？

魚を美味しく食べるにおいて大事なことは、旬を意識することです。

春から夏にかけての今なら、初鰹の刺し身から鯵刺し、タタキ、カンパチやマグロの刺し身も期待できます。

とはいえ、漁や仕入れ次第でその日店に出る魚は微妙に変わりますから、どうしてもお目当ての魚があるなら問い合わせてください。

でも、魚の知識なら漁師はプロです。黙ってその日看板に出ているものをいただくのが、一番おいしい魚の食べ方なのではないかと思います。

魚が自慢の市場食堂ですが、普通の定食屋としてのメニューもびっしり店内のボードに書き込まれています。カツ丼、天丼、ラーメン、そば、うどん、焼肉、コロッケ、玉子焼き、など、ちょっと覚えきれないほどあります。

一般人は主に魚を求めてこの店に向かいますが、漁師さんにしてみれば普通のご飯も食べたくなるのでしょう。

「これ、できる？」というリクエストに応じるうち、メニューが増えていくというのはよくある現象です。寒い冬の漁の後なら熱い汁物で冷えた体を温めたいと思うはず。

『市場食堂城南店』新鮮で脂の乗った旬のお魚の刺身が
7〜8種類も盛られた刺身定食は最高❗️
食欲琴線に触れまくりのメニューが並ぶ『市場食堂』^_^

思わず刺身定食の後… http://t.co/R7jTqdxFIP #retty pic.twitter.com/4HOccd3vMU

— 石田靖(新喜劇 (@yasulog) February 27, 2014

最後に、店に数回通って一番感心するのは客からの注文を取るベテランの女性です。

店内は狭いながらも数十人でいつもぎっしり。

さらに列を作って待つ客もいるなか、出入りの激しい店内で正確に注文をとり厨房に伝える姿には感動すらします。

あっちの座敷はコレ、カウンターの○番はアレ、と正確に覚えながらさらに追加のメニューや注文を取って立ち回る仕事がどれだけ難しいか、飲食店に勤務した経験のある方ならわかっていただけると思います。

お店のみんなが「美味しい魚をお安く提供したい」気持ちで頑張って営業されていますから、温かい気持ちで楽しく、旨い魚を食べに行ってください。

https://www.city.kagoshima.lg.jp/gyorui/sangyo/shijo/gyorui/index.html

via：鹿児島市

http://k52.org/syokuzai/fish/

via：旬の食材カレンダー

https://tabelog.com/kagoshima/A4601/A460101/46000812/

via：食べログ

https://www.hotpepper.jp/strJ000694983/