フリーマーケットサイト「メルカリ」で、「妊娠菌がついている」と謳った商品が売買されているという。
サプリメントや手描きの絵、アクセサリーなどが並ぶなか、妊娠米と呼ばれるものは1合当たり最高1500円の値段で出品されたそうだ。
妊娠菌は存在するのか
そもそも、「妊娠菌」とは何か。
妊娠中、もしくは出産前後の女性が触れたものを受け取り、その妊娠にあやかることで、「6人の子どもがいるので強烈菌」と記載して出品されているものもあった。
妊娠菌に科学的、医学的な根拠や効果はない。
また、妊娠米は不衛生に扱われた恐れもあり、絶対に口にすべきではないという。
ジンクスはいけないことか
昔からジンクスは存在する。
子宝でいうと、妊婦さんのお腹を触らせてもらうことは有名だが、ぬいぐるみやストラップ、待受、良いといわれる場所なと、調べてみると様々なものが紹介されている。
安産祈願のお守りもそのなかに入るのではないか。
それはいけないことではなく、今後もなくなることはない。
子どもを授かりたい人に限らず、心から困っている人はきっと藁にもすがる気持ちで、出来るかぎりのことを試したいと思うはずだからだ。
ジンクスや祈願だけに執着することを良いとはいえないが、もともとはそう願う人の気持ちに寄り添うものだろう。
女性が妊娠しやすくなる『妊娠菌』がついている「妊娠米」が、ネットで高額売買されているらしいかあ・・・むう。米屋を営んで20数年経つが、持ってるだけで妊娠しやすくなるお米なんて聞いたことも、見たこともないんだが。。 #妊娠米
— come marche (@come_marche) May 2, 2017
メルカリの妊娠米。妊娠菌は存在せず、食べたら妊娠する根拠もなく、詐欺のようなものだとニュースでやってます。私も今の旦那と子供ができないから、若かったら藁をも掴む気持ちでかったかもしれない。もう年が年だから諦めたけど…そんな藁にもすがりたい人たちの気持ちを利用するなんて許せない pic.twitter.com/NjVztlWt8u
— 猫好きウサギ飼RTシタノニキエルコトアリ (@2828_kinchan) May 2, 2017
繰り返される詐欺行為に対策を
出品者のなかには、実際は妊娠経験のない人もいるそうだ。
「簡単なお小遣い稼ぎ」「買えば前向きに妊活に取り組めるのでは」
自分も妊娠経験はないが、子宝に悩む友人たちを見てきた。
そんな友人たちを思うと、このような言葉がとても腹立たしくて悲しい。
実際のお札を売買していたことでも問題となったメルカリ。
https://twitter.com/nondisplay13/status/859229915467530240
禁止しても別の方法が生まれ、それはいたちごっこかもしれない。
だが人の弱みをつけ込み、商売にする行為は犯罪である。
インターネット上の取引は実際に商品を手にとって見れないぶん、運営側と購入者の判断に委ねられる。
特に運営側はきちんと規約を定めて点検を行い、出品者のモラルが向上することを願うばかりだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170502-00000002-mai-soci
via:Yahoo!ニュース
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