春の訪れが近づいてきて、3月には春分の日がやってくる。
キリスト教を信仰する国や家庭では、その後、イースターを祝う日もやってくるそうだ。
近年、ハロウィンが日本に定着し始めてきているのと同じように、イースターをイベントとして取り入れ、楽しむ人々が増えてきているという。
それでは、そもそも春分の日、そしてイースターとはいったい、どういったものであるのだろうか。
春分の日とは?
春分の日の「春分」とは、1年を24の季節に分けた二十四節気(にじゅうしせっき)の一つで、春分の日は太陽の通り道にある「春分点」を太陽が通過する日にあたる。
そのため、多少のズレが生じることから、その年によって春分の日の日付が変わるのだ。
具体的に言うと、3月20日か21日のいずれかで、どちらになるかは国立天文台が観測した最新のデータをもとに前年の2月に決定、公布される。
ちなみに、2017年の春分の日は3月20日。
そして、よく聞く話で、春分の日は昼と夜の時間が同じになるというが、実は日本は、昼のほうが14分ほど長くなっているという。
春分の日における伝統。
春分の日は昭和23年に交付されており「自然をたたえ、生物を慈しむ日」であるとされている。
それ以前は「春季皇霊祭」という歴代天皇、そして皇后の霊を慰める儀式を行うための祝日であった。
その名残で、現在も「お彼岸」といって、春分の日の前後7日間にはお墓参りへ行く風習が残されている。
そして、ご先祖様にぼた餅をお供えし、また、それを家族で食べることも残された風習の一つであろう。
ぼた餅と同じ食べ物ではあるが、名前が違う「おはぎ」も存在するが、春分の日の時期に食べるのはぼた餅だ。
なぜか?
その答えは、それぞれを漢字で書くと分かる。
ぼた餅は「牡丹餅」。おはぎは「お萩」。
牡丹は春に咲く花のことで、萩は中秋の名月の際のお供え物。
つまり、同じ食べ物でも、ぼた餅は春分の日の時期に。おはぎは秋分の日の時期に食べるとされているそうだ。
イースターは「復活祭」!
それでは、イースターの話に触れていこう。
イースターは日本語で言うと「復活祭」というもので、元々はイエス・キリストが死してから3日目に、予言の通り復活を遂げたことを祝うための祝日である。
キリスト教は広まっていく中で、各地の伝統や文化を取り込んでいった。
その結果、現在のイースターはキリストの復活を祝うとともに、春の訪れの喜びを表すためのものとなっているようだ。
そして、イースターといえば、卵を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。
キリスト教の中で、卵が生命の誕生を意味するものであるとして、重要なものとされていることから、イースターの日は多くの卵料理が振舞われ、カラフルに彩られたイースターエッグを用いて「エッグハント(家や庭に隠した卵を探し当てる)」や「エッグロール(卵を割らないように転がす)」などの遊びをして1日を過ごすのだ。
ちなみに、イースターの日は、春分の日と同じように毎年日付が変わる。
「春分の日のあとの最初の満月の日から数えて、最初の日曜日」とされており、今年はグレゴリオ暦、ユリウス暦共に「4月16日」がイースターの日であるようだ。
日本に古くから存在する「春分の日」のあとにやってくるイースター。
現在では、イースターを1つのイベントとして楽しもうとする人もいるようだ。
一般社団法人日本ホームパーティー協会が一般社団法人日本ピクニックパーティー協会と共同で行ったアンケート調査の結果によると、イースターがどんな日か知っている人は46%。
イースターホームパーティーに参加してみたいという人は48%にのぼるという。
あくまでもイースターは、日本の春分の日と同じように、大切な祝日として祝われているのだということを忘れずに、イースターのお祭りを楽しんでみるのも良いのではないだろうか。
http://www.jiji.com/jc/article?k=000000205.000016067&g=prt
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