精神病棟やうつ病が舞台となる海外の映画は多い。後半までの物語は、実は主人公の妄想や幻覚であったというようなどんでん返しな内容の映画も数多くあるが、今回の「サイド・エフェクト」はまた少し違った形で「精神科医」と「患者」を描き、そのどんでん返しに驚く映画だ。

ちなみにサイド・エフェクト【side effect】とは「副作用」を意味する。

薬の「副作用」をめぐり人々の闇が暴かれる

夫が出所した後、過去に患っていたうつ病が再発し自殺未遂や事故を起こしてしまうエミリー(ルーニー・マーラ)。そしてその精神科医の主人公をジュード・ロウが演じている。かつて彼女を診ていたシーバート博士役はキャサリン・ゼタ・ジョーンズ。

豪華キャスト。そしてとにかくルーニー・マーラがかわいすぎるのだが、このルーニー・マーラ演じるエミリーがあざとい。あざとすぎる!でもかわいいので必見。

精神科医(ジュード・ロウ)が処方した新薬の副作用によって、エミリーは夫を刺殺。精神科医と患者が加害者と被害者の関係になってしまう。加害者となってしまった精神科医は、新薬テストを促された会社や仕事、家族までも失ってしまうのだが、その隠ぺいされた”何か”を暴こうともがく。

美しい患者に魅了された女性精神科医

エミリーを救おうと過去を遡り、シーバート博士と出会った主人公。主人公とはいえ、やはりその正義感は全くの透明ではない。それなりに人間は金儲けにも目が眩むのだ。そんな描写もまたリアルだ。

孤独なシーバート博士は野心家なレズビアン。美しすぎる患者、エミリーに魅了され、共謀し実は金儲けを企んでいた。そんな患者とその元主治医である女性二人にまんまとはめられ何もかもを失った主人公が、エミリーを寝返らせシーバート博士を陥れる…と、思いきや。

精神科医と患者における「転移」

心理学や精神科の現場では、カウンセリングや心理療法を通す中で精神科医と患者(クライアント)との間で起こる感情を「転移」と呼び、愛情や依存など好意的なものを「陽性転移」、逆に敵意や攻撃欲求を向けることは「陰性転移」と呼ばれている。

精神科医と患者が「共謀」または「精神科医 対 患者」「精神科医と患者の恋愛」を描いている「サイド・エフェクト」にある、この二つの関係だからこそ成り立つ「転移」は、おそらく現実世界でも珍しいものではないだろう。この関係だからこそ描くことが可能だった人間の闇と連鎖だ。

シーバード博士がエミリーに抱いた感情は、精神科医の側がクライアントに恋愛感情を持ってしまった、まさしく「逆転移」。

信頼感や尊敬、好意や敵意、依存は履き違えやすく紙一重のようだ。そしてその立場もまたあやふやで、ひとえに「人間」であることに変わりはない。

ただ、この主人公は失ったものを最終的には取り戻した。周囲の欲や感情に翻弄され一度は陥った闇から這い上がり、うつ病であったエミリーの副作用の”フリ”を暴いたのだ。

結局何が言いたかったのかといえば、もしも自分が精神科医側であったなら、シーバード博士のように美しすぎるエミリー(ルーニー・マーラ)に魅了されカウンセリングどころではないかもしれない。というくらい、やはり女優 ルーニー・マーラは素敵だ。

サイドエフェクト【side effect】の意味 – goo国語辞書サイドエフェクト【side effect】とは。意味や解説、類語。「副作用」に同じ。 – goo国語辞書は27万語以上を収録。政治・経済・医学・ITなど、最新用語の追加も定期的に行っています。dictionary.goo.ne.jp

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