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2024/11/10:フリーペーパーvol.104発刊!

マンモグラフィか超音波か?「乳がん検診」に行った時の話

今年に入り、数年ぶりに乳がん検診に行った。X線撮影を行うマンモグラフィと、超音波検査による画像診断だ。よく「マンモグラフィだけで大丈夫?超音波検査だけで大丈夫?」などと言われているが、とりあえずどっちもやっといたほうが良さそうという事で、ネットで予約してみた。

年齢的なものもあるのか、最近はやたらと周囲で健康診断の話がつきない。

症状を訴えると3割負担

予約時間に受付へ。私の行ったクリニックでは、通常の診察と検診とで受付が異なっていた。診察の待合室は女性たちでごった返していて、年齢も様々。予約日当日は平日ということもあってか、検診の予約の人たちは私を合わせ3人だけだった。

予約の際に「しこりがある」「痛みがある」というように症状を訴えると、通常の検診料金よりも安くなるらしいという噂もあるが、どうやら乳がん検診と、何らかの自覚症状があってかかる場合では扱いが変わるようだ。自覚症状を訴えた場合は通常の診察となり、保険が適用(3割負担)されるとのこと。

今回は気になる症状は特にない旨をネット予約で記載し、通常の乳がん検診を行った。ちなみに同じく乳がん検診のために予約した友人は、症状を訴えて予約。同じクリニックの分院を案内された。

まずはピンクの検診衣に着替える

受付を済ませるとロッカーの鍵を渡され、更衣室で着替えを行う。乳がん検診だけの場合は上半身のみ検診衣に着替え、子宮がん検診などの場合は下半身のみの着替えで良いとのこと。

待合室には上下バラバラで着替えを済ませた女性が数人。「あ、あなたは乳のほうですか」「あ、あなたは下のほうですね」なんて会話はもちろんないのだが、乳がん検診の人はノーブラに検診衣のみだったため、少しドギマギした。

どう違う?超音波検査とマンモグラフィ

  • 超音波検査

まずは超音波検査から。ベッドの上で仰向けになり、検診衣をめくり検査する側の腕を上に上げる。検査をしてくれた放射線技師(?)の女性がまた綺麗な人だった。もしこの時、心拍数を計っていたら大変なことになっていたかもしれない。

「この人はいったい今まで何人の女性のおっぱいを見てきたんだろう」なんてぼーっと考えていると、胸に温かいゼリー状の液体をぬられ我に返った。このゼリーは、乳房に超音波の伝わりを良くするためのもの。乳房超音波検査は、痛みや人体への影響も少ないとされていて、小さな腫瘤を発見したり乳腺や乳管の状態も調べることのできる検査だ。

何度も同じ箇所に器具を当てクルクルとされていたため、心拍数はさらに増加していたよう気がする…。検査を終えると、温かいおしぼりを渡され、ゼリーを拭き取り完了。

  • マンモグラフィ

その後、マンモグラフィを行った。人生初となるマンモグラフィ。友人から「挟まれるからすっごい痛い…」と聞いていたため覚悟はしていたが、やはりそれなりに痛かった。「痛くないですか?」と聞かれると「だ、大丈夫です…」と、つい我慢してしまうのは私だけだろうか。

マンモグラフィは乳房X線撮影のことで、乳房専用の撮影装置になる。乳房の組織はやわらかいため、このような専用機でないとうまく撮影ができないという。乳房を平らに押さえて挟むことにより、触診ではわからない小さなしこりなどを発見することができるのだそうだ。美人技師におもいっきり引っ張られながら、右乳を縦・横、左乳を縦・横、計4回挟まれた。

こんな感じで数年ぶりとなる乳がん検診を終えた。結果は3週間後に郵送で届いたが、自分の”乳腺タイプ(乳腺濃度)”というものも記載されていた。

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画像引用:E-BeC(エンパワリング ブレストキャンサー)

上記画像は、左側から脂肪の割合が高く乳腺濃度が低い人。右に進むにつれ乳腺濃度が高く白っぽくなっている。つまり乳腺濃度が高いほど検査で腫瘤などを見つけにくくなるという。アメリカでは、進行性乳がんをマンモグラフィで発見できなかった女性がいる。彼女の活動により、乳がん検査での「乳腺濃度」の重要性が高まってきたのだそうだ。

小林麻央さんや北斗晶さんなど、芸能界からも自身の闘病生活を世間に向け発信している人は増えてきた。このような活動がきっかけで、今もなお婦人科は乳がん検診の予約で埋まっていると言われている。「行かなきゃ…」と思っている人は多いようだが、まだまだ実際に検診・診察に足を運ぶ人は少ないように感じる。私の周りでも一度も乳がん検診を受けたことのないと話す知人も多い。

ここでは、乳がん検診を「痛い…」と表現してしまったが、たいしたことはない。恥ずかしいこともない。少しでも気になる症状があれば早めにクリニックへ足を運んでみてほしい。

http://www.agingstyle.com/2017/01/30001739.html?p=all

via:Aging Style

1.自分の“乳腺濃度”をぜひ知りましょう

via:E-BeC(エンパワリング ブレストキャンサー)

via:フィオーレ健診クリニック

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