2月も中旬を迎えると、私の住む地方では寒さも和らぎ、徐々に暖かな日が増えてきます。そして春を迎える3月頃から、小ぶりなタケノコが店頭に並び始めます。
タケノコは子どものころによく食べました。親戚が近所に住んでいたため、山で採れたものを少し分けてもらっていました。
それはまだ火を通していないまるごと皮付きのもので、母が大きな鍋でグラグラゆで、皮を向いて下処理をするところもそばで見ていました。
1本のタケノコがあれば、多くの料理が作れるものです。
タケノコ料理
私がよく食べたのは、ゆでて火の通った柔らかいタケノコとたまごを炒めたもの。
たまごがふわふわになる程度まで火を通し、すぐに火を止めます。味付けは塩をかるく振る程度。タケノコ自体が甘くて香りいっぱいなので、素材そのものの味で十分おいしいのです。
あと、「煮しめ」もよく食べました。にんじん、里芋、じゃがいも、鶏肉、大根、など、そのとき冷蔵庫にある野菜を適当にタケノコと一緒に煮るだけなのですが、日持ちがよく一度にたくさん作るので数日は食べられました。
調味料は、うすくち醤油、酒、みりん、砂糖、だしの素、色を付けるための濃いくち醤油、だったと思います。
九州地方では甘めの味付けが好まれます。親戚のおじは、焼酎を飲みながら一緒に食べていました。
和食が食べたくて。
たけのこご飯♡煮物が上出来だった✨葉物がないwバランス悪いけどまーいっか( *´艸`)#おうちごはん #筍ご飯 #たけのこご飯 #タケノコ #料理 #yumm… https://t.co/boh6zew9W2 pic.twitter.com/uHPXYKkdBM— もんちゃん(たっちゃんずパンケーキ部) (@monchantcs) January 8, 2017
画像引用:cookpad
タケノコの下処理の仕方
方法はさまざまあるのですが、まず火の通りやすい先端の部分を切り落とし、さらに火の通りにくい付け根の部分も切り落とします。
それから、タケノコ本体を縦に2つに割って、米のとぎ汁を入れた水からゆで始めます。
最初に切り落とした付け根の硬い部分は鍋の底の方、先端の部分は鍋の上の方に置き、火の通り具合に差をつけます。
大きなタケノコなら本体を4つに切り分けたり、包丁で切れ目をいくつか入れてからゆでると、時間が短縮できます。
とぎ汁ではなく米ぬかがあれば、なお良し。さらに唐辛子も一緒に鍋に入れてゆでると良いようです。辛くなることはありません。
火加減は中火にして吹きこぼれを防ぎます。
ゆで上がったら取り出して冷まし、皮を向きます。
料理に使って余った分はひたひたの水につけて冷蔵庫で保存します。いったんゆでてしまうとそれほど日持ちしないので、なるべく早く食べてしまいましょう。
画像引用:cookpad
タケノコの保存食
一度に食べきれない場合、保存食にするという方法もあります。
タケノコご飯を炊いて、ラップにくるんで小分けして冷凍庫に保存すれば、随分と日持ちします。
その他、下処理を済ませたタケノコを食べやすい大きさに切って昆布と佃煮にしたり、薄くスライスして、酢、醤油、みりん、砂糖、だしの素、かつお節と一緒にあさ漬けにするなどの方法もあります。
さらに、塩漬けにして保存したり、乾燥させて保存する方法もあります。長期保存が可能ですが、せっかく新鮮な生のタケノコが手に入ったのなら、なるべく新鮮なうちに食べてしまいたいものです。
画像引用:cookpad
タケノコの風味には独特の苦味もあり、甘みや清々しい香りと相まってその美味しさを演出しています。
複雑な味わいをかもしだすタケノコを子どものうちから食べておくと、さまざまな味覚に対応できる舌が形成されます。
機会があれば、ぜひお子さまに食べていただきたいです。
下処理に少し手間がかかりますが、上述の方法でお試しください。ググっても、方法はいろいろ出てきます。私は、タケノコの少しコリコリした歯ごたえも、少しエグみの残った味わいも好きで、小さいときからタケノコは好きでした。
ふわふわのたまごが少しだけかかった、つやのあるタケノコからゆっくりと湯気のあがる様子が、今でも映像として思い浮かびます。
http://recipe.rakuten.co.jp/category/12-100-10/
via:楽天レシピ
https://cookpad.com/recipe/1091243
via:cookpad
http://www.chikumo.co.jp/original.html
via:日本料理竹茂
http://park.ajinomoto.co.jp/qa/detail/1436
via:AJINOMOTO PARK
https://cookpad.com/recipe/4069008
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