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薬局で買えば所得控除?OTC医薬品「セルフメディケーション税制」ってなに?

皆さんは、2017年の今年から新しい医療控除制度がスタートしたのはご存知でしょうか。医師が処方していた薬の中で、薬局で販売しても問題ないと判断された市販薬の購入が医療控除の対象となります。「セルフメディケーション税制」これにより便利になった反面、気をつけなければならないこともあるようです。

健康の維持増進および疾病の予防が目的

所得控除を受けることができるのは、スイッチOTC医薬品。スイッチOTC医薬品とは、病院の薬の成分を市販薬に転用したもので、医師の判断でしか使用できなかった薬を薬局で買えるようにスイッチしたことからこのような呼び名になっているのだそう。

ちなみにOTCとは「Over The Counter」の略。店頭での、店先での、店頭取引のといった直訳になります。

セルフ・メディケーションとは?スイッチOTC薬はかぜ薬や胃腸薬だけ?

平成29年1月17日時点の対象品目には、経口抗ヘルペスウイルス薬「アシクロビル」(単純疱疹や帯状疱疹、水痘(水ぼうそう)の治療に用いるもの)や、下痢止めとして処方される「ロペラミド」など、総合計1577品目の薬が対象となっているようです。

セルフ・メディケーション=自己治療。日々「頭が痛い」「胃が痛い」「風邪ひいたかも…」といった症状が出る方はこの季節は特に多いことでしょう。このような症状で軽いものであれば、ゆっくり休んでみたり市販の薬を飲んでみたりと、自己管理をする方も多くいます。このように自らの健康を管理することをセルフ・メディケーションといいます。

自分の健康は自分で守る。大きな課題ですが、まず自分の体の小さな違和感に気づくことができれば、立派なセルフメディケーションの第一歩なのではないかと思います。

自己流メディケーションのメリットとデメリット

10代の頃は、My市販薬ポーチを持ち歩いていました。常に大量の市販の頭痛薬と胃薬が入っていて(たまにメイクポーチと間違ってアイライナーが入っていたりして)周りにいた友人が生理痛ならばサッと差し出し、頭痛がすればサッと飲み干す。薬がなければ不安になり、逆に頭痛がひどくなってしまったり。今思うと「これは頭痛薬だよ」と医者からそれらしいキャンディを渡されたとしても、持参していれば頻繁に頭痛に悩まされなかったかもしれません。立派なプラシーボ効果ですね。

頻繁に起きていた、吐き気を催し視界が真っ白になる頭痛は学生時代を終えるとピタリとなくなり(たぶん集団行動を心から拒否していたからw)、2年に1度くらいの頻度になったかと思えばさらに激しい頭痛に襲われたり。その後は服薬と並行し自己注射に変わり、飲むタイミングや注射するタイミングも小慣れ…まさに立派なセルフ・メディケーション(?)になっていました。

そんな頭痛も気がつけばなくなっています。当時通った頭痛外来の医師の中には、メディアでも度々取り上げられるなど有名な方もいて診察に数時間待つなんてことも…。待合室で待ったわりに「え、これだけ?」といった診察を受けた経験がある方も多いのではないでしょうか。

https://twitter.com/NicoleKidman28/status/821984497491030016

他の医師の中には、日常生活もままらない激しい頭痛に悩まされる患者(私)に向かって「あー。それ治らないね、付き合っていくしかないよ」と言い放ちました。どうにか救いを求めて這って行った病院で絶望的になったのを覚えています。現在は治ってるっぽいんですが。

といった具合に(?)なかなか仕事をしながらの通院は大変で、薬を処方されるだけに何時間使ってるんだ…ともったいない経験が多く、「薬局に売っていれば便利なのに…」と何度も思ったものでした。

この「セルフメディケーション税制」のメリットはやはり通院時間の節約が目立ちます。スイッチOTC医薬品の中で必要な分だけを購入することや症状に合わせて自身で選ぶこともできるため大変便利なのですが、一方で薬のプロが不在のまま購入してしまうため必要以上に多量の服薬をしてしまったりする可能性も懸念されます。さらに「確定申告が面倒くさい」といった声もちらほら。

症状が改善しない場合や少し様子がおかしい、再発を繰り返している、そんな時は必ず専門機関へ相談しましょう。

上手にスイッチOTC薬と付き合い自身の健康を管理していけるといいですね。

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000124853.html

via:厚生労働省

https://health.goo.ne.jp/medicine/mame/selfmedi003.html

via:gooヘルスケア

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