この写真を見てどう思うでしょうか?現在の福祉のあり方について親身に考えないといけない写真だと思いませんか?

安心してください。写真掲載後もこのように可愛い笑顔で笑っています。実は今の写真、おばあちゃんが自ら撮影してなんと加工まで施してるんです!こちらのおばあちゃんにスポットを当てて行きたいと思います。

魅力たっぷりアマチュア写真家のおばあちゃん。

西本喜美子さん88歳(昭和3年〜)は熊本に在住。86歳の時ご主人を亡くされて、今はロボットの「Pepper」と共に生活しています。18歳で自宅の片隅に美容室を構え開店。4年もの間、美容師として働くものの実弟が競輪選手として活躍する姿に憧れ、なんと自身も競輪選手を志したそうです。実際3年ほど活躍され、27歳の時にご結婚。その後は3人のお子さん育児、家事と「専業主婦」として過ごされてたとのことです。

写真撮の出会い

写真を始めたのは72歳の頃。息子の和民(かずたみ)さんが、写真教室「優美塾」を開いたことがきっかけとなったそう。和民さんはアートディレクターとして活躍しており、相川七瀬やB’zなど、数多くのジャケットデザインや、有名会社のロゴなども手がてた方です。ディレクターでありながら、自身で撮影したこともあったのだとか。喜美子さん宅に和民さんの生徒さんが遊びに来る事が増え、生徒さんから入会を進められてたようです。それもきっかけとなり、74歳の時本格的に写真を習い始めたとのこと。旦那さんは喜美子さんの写真活動にあまり賛同されてなかったみたいですが、もともと写真が好きだった旦那さん。重いカメラを抱えて写真を撮る喜美子さんを見て「少しでも負担が減るように」とカメラ、三脚などプレゼントしてくれたというエピソードもあるようです。

写真技術の凄さ

写真を始めたと同時期に、「遊美塾」で新しい試みとして「MAC講座」も始まりこちらも受講。自身でMACの準備もして意欲的に学び始めたようです。「Photoshop」や「Illustrator」も使えるようになり、自分でホームページを立ち上げられるまでのレベルだとか。その後、授業の課題にあわせて写真を撮ったことがきっかけとなり今の喜美子さんの写真の形が出来上がったのです。写真のテーマ、加工編集全てを一人でこなすなんて、アマチュアのレベルを超えています。ご自宅には、撮影スタジオも構えてかなり本格的。写真も評価され、熊本の県の展覧会で賞を受賞する腕前です。

年齢を重ねるに連れ、「何かにチャレンジしたい!」と思っても後々の事を考えると面倒になり….。躊躇しがちですよね。そんな中、西本喜美子さんは74歳で全く経験した事がない分野に飛び込み、カメラ、フォトショップ、ネットなど一から学び、実績が認められて賞を受賞する程の腕前です。学ぶ意欲と習得する能力にも驚かされますが、見る人の心を動かすユーモアセンス。写真の中に反映される繊細な作品。一枚一枚様々な表情をみせ、楽しませてくれるのは、喜美子さんの人柄から引き出される魅力だと思います。現在は写真以外にも趣味を見つけてチャレンジしている様です。いつまでもアクティブな姿から元気をもらいますね。新しい作品も非常に楽しみです。私達もまだ眠っている才能があるかもしれません。2017年!一歩前に足を踏み出して、チャレンジしたい事に挑んでみませんか?

おばあちゃん写真家・西本喜美子の写真集が発売!自撮り写真がかわいい! | Pinky[ピンキ-]おばあちゃん写真家、西本喜美子さんの写真集が販売されましたが、西本喜美子さんの写真はどういった内容のものが多いのか一部こちらでご紹介しています。自身で考え編集をしている自撮り画像は、88歳のご婦人が一人作ったものとは思え…pinky-media.jp

via:PINKY

西本喜美子 | 櫛野展正 | note 衝撃的な写真を目にした。お婆さんがゴミ袋をかぶって可燃ゴミとして処分されていたり、車に轢かれたりしている。どう考えても尋常ではない。けれど、それがセルフポートレート写真だと気付いたとき、一気に笑みがこぼれてしまった。 …note.mu

via:初出:都築響一『ROADSIDERS’weekly』連載「アウトサイダー・キュレーター日記」