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2024/12/10:フリーペーパーvol.105発刊!

乳がん検査に新技術。もう痛くない!挟まなくても出来る検査法とは

「乳がん」現時点で日本人女性の12人に1人の割合で診断されているようです。芸能界でも様々な著名人が「乳がん」の闘病生活を明かしたり、現在闘病中として元お天気キャスターで、夫は歌舞伎俳優の十一代目市川海老蔵の小林麻央さんも「ツイート」や「ブログ」などで闘病生活を明かしています。

もちろん克服されてる方も多く、「山田邦子さん」や「麻木久仁子さん」最近克服されたとして、「北斗晶さん」がテレビの出演で元気な姿を見せてくれ安心している人も多いはずです。

しかし一方で、発見の遅れや進行具合で残念ながら命を落とされる方もいます。芸能界でも「キャンディーズ」のすうちゃんこと田中好子さんは、1992年に乳がんと診断されました。早期発見で腫瘍の摘出もしていますが、その後も何度か再発しているようです。検診もこまめにうけ、約19年間うまくがんと付き合っていましたが、2010年10月に「十二指腸潰瘍を患い」免疫低下とともに乳がんが再発、2011年には1月にはがん細胞が急激に増殖する症状が発症し、その後、肺や肝臓と臓器に転移し、わずか2ヶ月後という急激の早さの進行で、4月に亡くなられました。

「乳がん」とは、乳房の中にある「乳腺」(母乳をつくるところ)にできる悪性腫瘍です。乳腺は、母乳を産生する「小葉」と、母乳を乳頭まで運ぶ「乳管」に分けられます。乳がんの多くは、乳腺の中の乳管の細胞ががん化して発生します。乳がんを放置すると、がん細胞は乳腺だけにとどまらず、血管やリンパ管に入って全身をめぐり、リンパ節や骨、肺、肝臓などのさまざまな組織や臓器への転移をひきおこします。

「乳がん」になる背景として日常生活や食生活の変化も伴っているようです。かかりやすい年齢として、「30〜40歳」とされていますが、あまり年齢は関係なく20代で発症する人もいます。「乳がん」のリスクが高い対象としては、「初潮年齢が早い・遅い」、「閉経年齢が遅い」「家族に乳がん経験者がいる」など挙げられますが、誰がなってもおかしくない病気です。

検診を行い早期発見と早期治療を行えば、約90%の確率で治るとも言われています。

乳がんの検診は、問診・視触診、マンモグラフィ検査、超音波検査が主となります。医師が乳房の状態を観察して触診することを視触診といいます。けれども、視触診だけでは、乳がんかどうかの診断はできません。乳がん検診には、マンモグラフィや超音波などの画像検査が欠かせません。

「マンモグラフィ検査」では病変をはっきりと映し出すためには、乳房をできるだけ薄く引き延ばすことが必要です。乳房を圧迫することで、放射線の被ばく量を少なくするという利点もあるのです。乳がん検査は、MRIやCTで病変が発見されるとまず、「陽性・陰性」の判断が第一です。その為、毎回超音波検査で体内を確かめ、病変に針を指し、組織を採取して行くものです。しかし、画像の鮮明さが悪く、病変の位置が正確ではなかったとのこと。

より検査の内容を明確にするため日立メディコ(現日立製作所)が新型検査機器「リアルタイムバーチャルソノグラフィ」(RVS)を開発ししたとのこと。

RVSは、磁気共鳴画像装置(MRI)とコンピューター断層撮影(CT)による体の断面の静止画像と、超音波検査の画像を重ね合わせて表示できる。磁気共鳴画像装置(MRI)とコンピューター断層撮影(CT)は映像が鮮明という事が何よりも大きく画像を見ながら病変を探せるようになったのです。

愛知医科大病院(愛知県長久手市)には導入されており、10〜15年の間に約400件の検査で使用されているとのこと。今は保険適用に向けて、他の病院とともに臨床試験を行っているようです。

また、前頭でも説明した「マンモグラフィ検査」は乳房を薄く引き延ばす必要があるため、検査自体に「痛み」を伴いマイナスイメージを持つ方も多いと思います。

そこで島津製作所(京都市)が「エルマンモ」を開発したのです。 

「エルマンモ」は、乳房専用の陽電子放射断層撮影装置(PET)で、検査方法自体はうつぶせに寝てベッドの穴に乳房を片方ずつ入れるだけという簡単なもののようです。

全身PETは1センチ以下の初期のがんは見つけにくいメリットもありました。その点「エルマンモ」は穴の周りに精度の高い検出器を置くため、数ミリ単位のがん発見も出来るようになったとのことです。マンモグラフィーが不得手とする乳腺が高密度(乳房の内部構造は、主に脂肪と乳腺組織でなり立ってる乳腺組織が多い事を「乳腺濃度が高い」という)の人の乳がんを見つけるのにも有効だそうです。

保険適用に該当するものとしては、乳がんと診断される。または、再発の疑いがある。同じ日に全身PETの検査を受ける。

という項目が対象とされています。検査の受けやすさから自費診療(15万円前後)をかけて検診する人もいるようですが。そう簡単に受けられる様な金額ではないですね。

国内で初めてエルマンモを導入したのが、木沢記念病院(岐阜県美濃加茂市)。利用者として、約9割が全身PETとの同日一緒に検査を行う事で保険適用を受けているようです。費用としては3割負担の場合と考えて、計約4万円(全身ペット含む)だそうです。

その他にも抗がん剤の効果、手術後の病変の残りがないかのチェックなどを調べるのにも重宝るようです。 

メリットが増える中、デメリットもあるようで胸の壁付近のガン発見がしにくい、良性の病変も検出することがあるなど、まだ課題はあるようです。

このように新技術がどんどん発展していき、検診が身近になっていく事はとても嬉しいことです。自分の健康チェックは自分自身が管理していくことが大事!「自分は大丈夫!」と軽く考えず、とにかくまずは定期的に検診をうけ、すっきりした気持ちで毎日過ごしたいですね。

http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20161213140354139

via:中日メディカルサイト

http://ganclass.jp/kind/breast/find.php

via :がんを学ぶ

https://www.pluswellness.com/pluscolumn/detail.php?column_id=82

via:プラスコラム

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