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NHKが異色の障害者特番。それは「親切」?「ありがた迷惑」?

障害者100人が中心となる異色のバラエティ特番『ココがズレてる健常者 障害者100人がモノ申す』が、NHK総合12月21日(水)午後10時30分から放送される。

放送を前にした取材会12月6日に東京・渋谷NHK放送センターで行われ、放送作家の鈴木おさむ千原ジュニアカンニング竹山玉木幸則有働由美子アナウンサーが出席した。

画像引用:TVLIFE

番組では、障害者に対する健常者からの「ありがた迷惑」な行動を紹介するほか、障害者に対する健常者の意識を明らかにしていく。

この企画は、2016年某チャリティー番組の裏番組として放送して反響を読んだ『バリバラ 検証!障害者×感動の方程式』(Eテレ 8月28日放送)をきっかけに、鈴木が提案した。

「“腫れ物に触れ”ですよね。そこから始まることがいっぱいあると思う」と“健常者”に強気のアピール。過去にバイク事故で車椅子生活を送った経験を振り返り、「(車椅子だと)普段気づかないような小さな段差が、めちゃくちゃ高く感じる。その状況にならないと見えないものがたくさんあります」

千原ジュニアは、自身が事故により車椅子生活を送っていた経験を振り返った。

https://twitter.com/Joe_Matsuzaki/status/808514860036165632

バリアフリーを目指すなら、徹底的にバリアを外すべきだろう。見落としがあってはならない。
バリアはほとんど無い」は、「少しだがバリアは有る」ということだ。
妥協せずに、誰もが暮らしやすい社会を目指そう。

そして、障害者など弱い立場にある人も、自分でできるバリアフリー化に、自ら積極的に取り組むべきだ。自分は守られる側だ、などと考えてはいけない。
例えば、自分が不自由に思っている社会の障壁を、言葉にするだけでもいい。

番組では、健常者に警鐘を鳴らす。
しかし、そこで終わってはダメで、鳴らされた警鐘にしたがって解決策に取り組んでいかなければならない。取り組みの担い手は健常者に限ったことではない。
場合によっては、障害者自身が自分の創意工夫によって努力すべきだろう。

それが、本当のバリアフリー」ではないか。

http://www.tvlife.jp/entame/91485

via:TVLIFE

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