発達障害についてもっと知ってもらえたら…。そんな思いから4コマ漫画と共に具体的なエピソードを紹介する「発達障害の日常マンガ」シリーズ。
あの時の私、空気読めてなかったかも…あんなこと言わなければよかったな…と自分の発言で後悔したことありますか?
私はある出来事を今でもすごく後悔しています。
そこで今回は発達障害者が空気が読めないと言われてしまう理由と自分が空気が読めない発言をしてしまっていることに気がついた時、どうすればいいかについて紹介させていただきたいと思います。
新しいストーリーと共に「大変だけど楽しい」発達障害者の生活を身近に感じてみてください。
小学生のトラウマ、大爆発!
なぜ、発達障害の人は空気が読めないと言われるの?
冒頭や漫画でも書かせていただいたように私はこの出来事をすごく後悔しています。しかし当時は人を傷つけようという悪意は全くなく、自分が言いたいからただ言っただけという感覚でした。なぜ、そうなってしまったのか?それは発達障害の特性が関係しています。
①思い立ったら即行動!
発達障害の人は何か急にアイデアが浮かぶと、いてもたってもいられません。それが善いものか悪いものかを判断する前に行動してしまいます。
私は、「みんなにあともう少しで春休みが来ることを伝えたい!」と思うがあまり、周りの人のことを考えずに動いてしまいました。それで傷つく人がいるかもしれないと考える前に言ってしまっていたのです。
②冗談や陰口が分からない
発達障害の人は冗談や陰口が分からず、全てを真に受けてしまうことがあります。
「卒業しても離れ離れになる友達いないし…早く卒業して中学生になりたい」「卒業だからって急に泣き出した子いてさ、正直気まずかった」「確かにー。泣く子に合わせるの面倒くさい…てか、セーラー服楽しみだよねぇ」と隅っこでヒソヒソと話す言葉を聞いても、私はそれが陰口だと認識できませんでした…。
むしろ「みんな卒業が楽しみなんだ!」「この楽しい気持ちをみんなに共有したい!」と思ってしまい、みんなの前で「卒業が楽しみだね」という発言をしてしまったのです。
③人の表情が分からないor気にならない
発達障害の人は「人の表情が分からない」という特性があります。また、私の場合、当時はあまり気にしていなかったなという感覚もありました。
みんなの前で「卒業が楽しみだね!」と発言した私。その時、悪意があったというよりはむしろ「みんな卒業して春休みが来てほしいはず!みんな共感して喜んでくれるかも!」という風に思っていました。
しかし、実際には発言した後、あまり良い反応はもらえませんでした。
それを見てもみんなが嫌がっていたり、怒っていたりすることを表情から理解できませんでした。笑っていないことは分かるけど、怒っているとは思わず「あれ?思ってた反応と違うけど…まぁいっか」くらいの気持ちだったのです。当時は人の表情や感情を感じる力が弱いにもかかわらず、自分は人の表情や感情が分からないことを全く自覚していませんでした。
むしろ、誰よりも人の表情が分かる!気持ちも分かる!くらいに思っていたのです。
この3つの特徴により私は空気が読めず、人が不快に思うことを悪意なく言ってしまうことがよくありました。そして人が不快に思っていることに気づけないため、また不快な発言をしてしまうという悪循環を繰り返していました。
人間関係に問題を感じ、自分が発達障害で自身に問題があることに気づくまで、その悪循環は続きました…。
「あの時、空気が読めてなかった?」と気づいた時に
私は中学生の頃、自分が発達障害であることを知り、そこから少しずつ自身の問題について認識するようになりました。そして自分が空気が読めていない、人の気持ちが分からないということに気づいた時、かなりのショックを感じました。
そんな私から「もしかして自分、空気読めてない!?」と気づいた時に意識したいことを2つ紹介させていただきたいと思います。
①気づけたことが素晴らしい
空気が読めていない気づいた時、私が感じたのが後悔と恥ずかしさでした。今までの空気が読めなかった自分が俗にいう黒歴史やトラウマになってしまったのです。
自分は人より空気が読めるくらいに思っていたにもかかわらず、実際は違っていたことにより、段々と自分の発言が信じられなくなっていきました。
もしかして今の言葉は人を傷つけたのではないだろうか?この人は本当はどう思っているのだろう?と。こうして、以前の記事でも紹介させていただいたように人の気持ちを考えすぎるようになってしまったのです。これは私が人との交流を苦手に感じる原因にもなりました。
こうなる前に私が意識するべきだったことは、自分の発言に問題があると「気づけたことが素晴らしい」ということです。
気づければ人は変われます。もし気づかなければもっと人を傷つけてしまっていたかもしれませんが、今は少しずつ自分の言葉や人の表情に気を配ることを意識できていると感じます。
気づかない方が良かった…と感じることもありましたが、気づいたおかげで私は変わろうとし、人にもっと優しくしたいと思えました。気づけたことで起きた良い変化をまずは感じることが私が意識してほしいことの1つ目です。
②一人思い詰めない
私は①でも話した通り、長いこと小学生の「卒業が楽しみだ」と発言したあの言葉にとらわれていました。私以外の人が聞いたら笑って終わる思い出なのかもしれませんが、私は何年も引きずってしまうことになります。
それは自分の中で「反省しなきゃ」「みんな傷ついたかも」「私は卒業を台無しにしたんだ」と思い詰めてしまった結果、大きなトラウマに成長させてしまったことが原因です。
実際はいじめや事件を起こしたわけではない、ただの空気が読めない子がまた変なこと言ってる…くらいの出来事だったはずです。しかしそれを私はとても大きなものとして抱え込んでいました。
そうならないために一人で思い詰めないことを強くオススメします。私がここまで大きなトラウマにしてしまった理由は誰にも打ち明けずに一人で悩み、自分の妄想の中で事を大きくしてしまっていたことです。できればどんな小さな悩みでも誰かに打ち明けることが大切だと感じます。
けれど、話すことが難しい場合もあります。私自身、誰にも話せなかったためにこうなってしまいました。
そんな時は一人で悩む習慣を無くすことがオススメです。暇な時間に一人で悶々と悩んでしまう…そんな時はゲームをしたり、美味しいものを食べたり、趣味に没頭して悩みを吹き飛ばすことにまずは全力を注いでみてください。そしていつか誰かに悩みを打ち明けられるタイミングが来ると思います。それまで一人で思い詰めず、悩みをトラウマにしないようにする!これが2つ目の意識してほしいことです。
まとめ
今回は「空気を読むことが苦手」という発達障害の特性について、その特性を持つ本人の目線から紹介させていただきました。本人は空気が読めないことに気づき、それに問題を感じるまでできることはあまりありません。気づいた後、「今までの自分じゃ嫌だ!変わりたい!」と思った時に初めて障壁が目の前に立ち塞がります。
障壁の前でどうすればいいのか分からなくなったり、自信がなくなったりしたしまうかもしれません。そんな時に私の経験とこの記事が少しでも助けになれば幸いです。

